出版社内容情報
スーパーや八百屋にならぶ大量の農畜産物.それらはどこで,どのように作られているのか.食べものの安全を脅かす残留農薬や狂牛病などの問題はなぜおこるのか.私たちの食の根幹をささえる日本農業の現状と未来を考察します.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tu-ta
6
2004年に出たジュニア新書だが、かなり深い中身。おとなにもおすすめで、中身もそんなに古さを感じさせない。根っこのところを抑えてるからだろう。2015/05/30
愛奈 穂佳(あいだ ほのか)
4
【ココロの琴線に触れたコトバ】中国から入ってくる野菜のほとんどは、開発輸入とよばれる仕組みのもとにあります。2014/12/19
gissy
3
非常にわかりやすく、これまでの農業を取り巻く出来事から農業が抱える現代的課題をわかりやすく解説してありました。読みやすい一冊でした。2019/10/14
山田俊太郎
2
TPPやら減反廃止やらで、何が正しいのか問題の本質はどこにあるのか混乱していたので、少し整理したいと読んだ一冊。ジュニア新書なので分かりやすいし、農業政策の流れや世界との関わりを理解できた。作者の改革提言はやや牧歌的にすぎるきらいがあったが、地域のものを地域で食べるってことをもう少し大切にしていきたいと思いました。2013/11/10
YUPA
1
近代以後の農業を俯瞰。戦後、饑餓から脱するため、政策での支えと技術的な進歩が必要だった。世界政治の変化と世界経済の変化に伴って政策が変わっていくことから農業も逃れられない。日本とアメリカは密接な関係にあり、アメリカの意向で左右され続けてきた。現在も貧困の拡大と環境破壊は続く。本来の農のあり方を求める動きも小規模だが各地に存在する。 農業を科学/経済/政治/平和の観点から論じている。ここまで多方面から若者向けにわかりやすくかける人はいないと思います。2019/07/25
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