岩波新書<br> ブラック・カルチャー―大西洋を旅する声と音

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岩波新書
ブラック・カルチャー―大西洋を旅する声と音

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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004320616
  • NDC分類 764.7
  • Cコード C0273

出版社内容情報

約400年にわたり、大西洋を航海した奴隷船。「裸の移住者」としてアメリカ大陸に連行された人々は、いかにしてアフリカの声と音の伝統を再創造し、次世代へと繋いでいったのか。アフリカへの帰還という主題から、音楽、文学、アートなどを横断的に捉え、その歴史と現在を旅する。世界にひろがるブラック・カルチャーへの招待。

内容説明

約四〇〇年にわたり、大西洋を航海した奴隷船。「裸の移住者」としてアメリカ大陸に連行された人々は、いかにしてアフリカの声と音の伝統を再創造し、次世代へと繋いでいったのか。「アフリカ帰還」という主題から、音楽、文学、アートなどを横断的に捉え、ブラック・カルチャーの歴史と現在、そして未来を旅する。

目次

第一章 アフリカの口頭伝承
第二章 奴隷船の経験
第三章 アメリカスに渡ったアフリカの声と音
第四章 自由を希求する共同体の歌
第五章 合衆国のブラック・ミュージック
第六章 アメリカスからアフリカへ
第七章 文字のなかの声
第八章 奴隷貿易・奴隷制の記憶の光と影
第九章 ブラック・ミュージックの魂
第一〇章 ブラック・スタディーズとは何か
第一一章 ブラック・カルチャーは誰のものか
第一二章 未来に向けて再構築されるルーツ

著者等紹介

中村隆之[ナカムラタカユキ]
1975年東京都生まれ。2006年東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程修了。博士(学術)。早稲田大学法学学術院教授。専攻―フランス語圏文学、環大西洋文化研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

57
「アフリカス」と敢えて複数化した、アフリカルーツ、つまり口述伝承と音楽・ダンスなどを基層に持つ文化が、ヨーロッパによる奴隷貿易を経て南北アメリカ大陸に「ディアスポラ」し、特に合衆国ではその奴隷制の中から独自の文化を生んでいく様が前半に語られる。後半は現代の様々なブラック・カルチャーの動きが多様な角度から論じられているが、「ブラック」という、ともすれば区別につながる言葉を敢えて使いながら、その文化がアフリカ由来の関係性を重視したものだとする。こうした切り口からの文化論が新書版で読めるようになったのは嬉しい。2025/05/01

かんがく

8
ブラック・ミュージックを中心に、ブラック・カルチャーを概観。一般的なイメージのアメリカ合衆国にとどまらず、「アメリカス」の南米や、ルーツであるアフリカ、アジアやヨーロッパなど広い空間を扱いつつ、黒人以外のマイノリティにおいてもブラック・カルチャー的な思考法が応用可能であるという可能性も提示されていた。2025/05/08

アヴォカド

8
ニーナ・シモンの帯に惹かれて手に取る。地理的にそして歴史的に旅をしながら、復習のように整理された気がする。2025/04/23

Go Extreme

1
未来は過去から生み出される 変わりゆく同じもの 大西洋を旅する声と音 環大西洋という視点 バオバブの木の種子に託された人間の知恵 アフリカの口頭伝承が探求 プランテーションの叫び ネオ・アフリカ文化 歌の中にこそ故郷があり続ける 奴隷制という限りなく制限された条件下での文化的適応 対抗的な抵抗のほどこし スピリチュアルは哀しみの歌であり希望が息づく ブラック・パワーは現代進行形 文化をつくった 汽車は現在の過酷な現実からの逃亡の象徴 知の脱植民地化 文化の盗用 リズムに刻み込まれた真実2025/05/05

junne

1
すごいいい本なんだけど、やはりハウス/テクノは入ってこないんだな。著者はぼくと同い年なので知らないはずはないんだけど。あと映画の話もあるとよかったなとは思った。まあ新書なので紙幅の問題はあるとは思いますが2025/04/29

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