岩波新書<br> 教員不足―誰が子どもを支えるのか

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岩波新書
教員不足―誰が子どもを支えるのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004320418
  • NDC分類 374.3
  • Cコード C0237

出版社内容情報

新学期に担任の先生がいない、病休の先生の代理が見つからない……。そんな悲鳴が全国の学校で絶えない。少子化にもかかわらず、事態が深刻化するのはなぜか。過密化する業務、増大する非正規、軽視される専門性など、問題の本質を独自調査で追究。教育格差の広がるアメリカの実態も交え、教育をどう立て直すかを提言する。

内容説明

新学期に担任の先生がいない、病休の先生の代理が見つからない…。そんな悲鳴が全国の学校で絶えない。少子化にもかかわらず、事態が深刻化するのはなぜか。過密化する業務、増大する非正規、軽視される専門性など、問題の本質を独自調査で追究。教育格差の広がるアメリカの実態も交え、教育をどう立て直すかを提言する。

目次

第1章 教員不足をどうみるか―文科省調査からはみえないもの
第2章 誰にとっての教員不足か―教員数を決める仕組み
第3章 教員不足の実態―独自調査のデータから
第4章 なぜ教員不足になったのか(1)―行財政改革の帰結
第5章 なぜ教員不足になったのか(2)―教育改革の帰結
第6章 教員不足をどうするか―子どもたちの未来のために
第7章 教員不足大国アメリカ―日本の未来像を考える
第8章 誰が子どもを支えるのか―八つの論点

著者等紹介

佐久間亜紀[サクマアキ]
1968年東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学後、博士(教育学)。東京学芸大学准教授、上越教育大学准教授、スタンフォード大学客員研究員などを経て、慶應義塾大学教職課程センター教授。日本教育学会・日本教育方法学会・日本教師教育学会理事。専門は教育学(教育方法学、教師教育、専門職論)。著書に『アメリカ教師教育史』(東京大学出版会、第13回平塚らいてう賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiace9000

111
ざっくり通読。気に留めた部分に付箋を残していくと、あっという間にいっぱいに。あまりに深刻な教員不足の実態と現場の窮状。後段には米国の実情が詳述。さらに劣悪で、目を疑う格差と分断の事実に、こうなったらもうお終いだと…。ただ、その傾向がもしかして少しずつ見えている?ようにも感じてしまう昨今なのです。本書が「教員不足」の解決の方途を示しているわけではないのですが、この国の誰もが今こそ共通の認識に立って、今のこの現実と未来を生きる子どもたちの将来を見つめて、教育の崩壊だけは食い止めねば!との思いになります。2024/12/05

へくとぱすかる

49
想像以上に長期的な問題だとわかる。かつては先生が不足しないように、日本のシステムはよくできていたのに、バブル崩壊後、なしくずしに先生の数を減らす方向に向かっていった。そこに長時間労働と残業手当なし、などなど過酷な現状が知れわたった結果、志願者が急激にいなくなった。著者はあくまでも子どもの立場からみて、先生たちを増やしていくための提言をしているが、行政はこれを果たして受け止めるだろうか。人口が減るから先生を減らそう、というのは拙速にすぎた。公表された数字以上に現場は深刻だから、統計は用心して読み取るべき。2024/12/04

壱萬参仟縁

45
図書館新刊棚。私の認識では、少子化で需要不足だから、供給不足はありえない、と思った。が、この本を読むと、人手不足の原因は、コロナと長時間勤務が大きいのでは思った。私は、教採には怨恨すら感じるが、目算を誤ったのは、コロナの影響であろう。長時間勤務や休日出勤で、ブラック化した学校だが、私は今、私立で待遇がいい方だと思う。非正規でも食えるから。加配定数:単年度限りの非正規雇用、多目的に配置できない(49頁)。私は、公立小中学校の経験はないが、家庭教師では、その子供はかなり見てきた。学校は硬直化したシステムだ。2025/03/15

あみやけ

39
現場にいるからここに書かれている事態の深刻さは本当にわかります。給食や高校の無償化が議論されていますが、その前に義務教育が崩壊します。すでに始まっています。もしかしたらこの4月から、そうでなくても3年以内に全国各地で担任のいないクラスが出てきます。辞める方、休む方はたくさんいても、やりたい方、なりたい方はどんどん減っていますから。社会全体の責任です。教育政策の失敗は絶対に認めないし。安倍さんの教育再生会議が致命的でした。本書には書かれていませんが、まずすぐにでも授業時数の削減です。きっとやりませんね。2025/02/24

タルシル📖ヨムノスキー

26
まさか4月に学校が始まっても担任が決まっていないクラスがあるなんて…。日本は国内どこにいても同じ教育が受けられる国だったはずなのに、いつの間にこんなことになってたんだ。数は減らされ、給料も減らされ、なのに英語やプログラミング、学び学習の取り組みなど教えることは激増、それに加えて部活動やモンペへの対応など、これじゃどこぞのブラック企業と変わらない。教員って、言ってみれば未来の日本を作る仕事のはずなのに、なぜかそこの予算はガンガン削られる。教員を減らすより先に本会議中に居眠りしてる国会議員を減らした方がいい。2025/02/13

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