出版社内容情報
家の中は、危険がいっぱい! すぐできる住まいの改善ポイントは? 「老後破産」に陥らないために必要な備えは?
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
67
認知症の方でも適切なリフォームをすれば症状が改善される、という今までの定説をひっくり返してくれた提言が素晴らしい。確かにトイレなどへの移動や空間が快適になれば、心穏やかに暮らせるだろう。ほかにも具体例が挙がっておりそう遠くない将来に向けいろいろと参考になった。うちの場合まず片付けか……。2018/07/04
ぶんこ
43
実母が特養に入るまでの長い体験をしているだけに思う事多数。著者ご自身も母親を自宅介護された経験を書かれていて、経験者、そしてプロとしての視点も加わって役立つ情報もありました。ただ大まかな流れのようなものは分かっても、実際に考えるのは費用の事。その点の具体例での費用が書かれていないのは致命傷でしょう。例に挙げられているリフォームの費用、入院、手術の費用も書いて欲しかった。ケアマネは確かにオヨヨの人がいますが、気にいるまで何度も変更できます。2019/10/14
順子
9
86歳要支援1の独り暮らしの母のために必要に迫られて。一般論でなく著者のお母様など身近な実例を上げて写真や図表等で高齢者のあるべき住まいについての説明は説得力がある。感謝された実例を幾つも上げて自画自賛だし、ケアマネをこき下ろしている部分はやや不快。失敗例もあるんだろうね書かないだけで、とも思う。でもとても参考になるのは事実。それから今話題のアレ!要介護になることを考えたら本当に2千万の貯蓄が必要!2019/06/19
武井 康則
7
老後を過ごす方法として、生活する場の確保や改善を提案する。実例をあげ、予算も計上している。良心的な本なのだが、所詮は先立つものがなくてはどうしようもない現実に真っ黒な未来を見た気がした。2019/02/19
田中峰和
6
老いも若きも、長生きすれば必ず訪れるのが老化。老いるほどに切実な問題となる。平均寿命が伸びるに従い、年金問題が財政を圧迫する。本書のような事例集を読むことで、客観的事実を把握し、自衛するしかない。年金支給開始の延期、減額化は今の若年層の方が深刻だが、数十年先のことなので切迫感がない。老後の不安がませば消費は落ち込み、経済の停滞を招く。負のスパイラルが国力を弱めるわけだが、それでも老後は安逸に過ごしたい。認知症は死の恐怖を薄める特効薬だが、介護者にとっては費用と時間が膨大。年金では賄えないので貯蓄が必要だ。2019/01/10