出版社内容情報
いま、人々の心を揺さぶる賢治の祈り――重松清氏による鎮魂のサハリン紀行、そして郷里・岩手の美しい風物を歌った作品群と生涯を辿る。知られざる恋人も明らかに。
内容説明
作品を貫く世界観や言葉づかいの秘密を、自然観察者・賢治の視点から鮮やかに読み解く。37年の短い生涯の舞台・岩手を撮り続ける写真家の名ショットを満載。「秘められた恋」の真実も、新証言によってついに明らかに!現地特別取材:重松清氏による鎮魂のサハリン紀行エッセイ収録。
目次
特別エッセイ サハリン紀行 雪の栄浜にて(重松清)
イーハトーブに生きて―賢治の生涯(澤口たまみ)
コラム 「銀河」を互いの胸に秘め―賢治の心の友・保阪嘉内(小松健一)
グラフ 小岩井農場の四季
自然から紡いだ言葉たち―賢治のまなざし(澤口たまみ)
きみにならびて野にたてば―賢治の恋(澤口たまみ)
著者等紹介
重松清[シゲマツキヨシ]
昭和38(1963)年、岡山県生まれ。出版社勤務を経て執筆活動に入る。平成3(91)年『ビフォア・ラン』でデビュー。平成11(99)年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、平成13(2001)年『ビタミンF』で直木賞、平成22(10)年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞する
澤口たまみ[サワグチタマミ]
昭和35(1960)年、岩手県盛岡市生まれ。盛岡第一高等学校(旧・盛岡中学校)、岩手大学農学部(旧・盛岡高等農林学校)卒。平成2(90)年『虫のつぶやき聞こえたよ』で第38回日本エッセイストスクラブ賞受賞。以後、自然や昆虫をテーマにエッセイ、絵本のテキストを書く
小松健一[コマツケンイチ]
昭和28(1953)年、岡山県生まれ。日本人の近現代文学、作家の原風景ほか、暮らしと風土、沖縄、環境問題など社会的テーマを追う。平成11(99)年『雲上の神々』で第2回藤本四八写真文化賞、平成17(2005)年『ヒマラヤ古寺巡礼』で日本写真協会賞年度賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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