岩波新書<br> グローバル・ジャーナリズム―国際スクープの舞台裏

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岩波新書
グローバル・ジャーナリズム―国際スクープの舞台裏

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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004316534
  • NDC分類 070
  • Cコード C0236

出版社内容情報

世界一斉に報じられた「パナマ文書」の裏には各国記者たちの「史上最大の作戦」があった。イタリアマフィアの極秘アフリカ進出は、前代未聞の欧州・アフリカ記者連合が暴いた。ビジネスも犯罪も国境を越える時代、記者たちは一匹狼から国際協力に舵を切り、デジタル技術で武装する。新しい国際調査報道の可能性を報告する。

内容説明

世界一斉に報じられた「パナマ文書」の裏には各国記者たちの「史上最大の作戦」があった。イタリアマフィアのアフリカ進出は、前代未聞のイタリア・アフリカ各国記者連合が暴いた。ビジネスも犯罪も国境を越える時代、記者たちは一匹狼から国際協力に舵を切り、デジタル技術で武装する。国際調査報道の可能性を報告する。

目次

第1章 世界の極秘情報を暴いた「パナマ文書」(匿名法人―その裏に政治家と犯罪組織が隠れていた;調査報道記者たちの「史上最大の作戦」;「今日から暗号化キーを持て」;辞めた首相、怒った大統領、立ち上がった市民)
第2章 グローバル化するニュースを追う(アゼルバイジャンの独裁者が奪った富;マフィアの大陸侵略を暴いた「イタリア・アフリカ各国記者連合」;殺される記者 訴追されない犯人)
第3章 新参NPOの乱入(マックレイカーズ(肥やしをあさる野郎ども)の誇りと退潮
スター記者集め、寄付は年間一〇億円
欧州とアジアの風雲児)
第4章 明かされる「秘伝」(記者による記者のためのスクープ教室;取材に応じてもらう秘策;抑圧政府から身をかわす技法)
第5章 そして日本は―(調査報道を阻む「日本の壁」;匿名社会が記者を阻む;ニュースと市民と社会参加;日本から未来へ、ジャーナリストの課題)

著者等紹介

澤康臣[サワヤスオミ]
1966年岡山市生まれ。東京大学文学部卒業後、1990年共同通信記者。社会部、外信部、NY支局などを経て2014年5月から特別報道室で調査報道や深掘りニュースを担当する。NYでは「国連記者会」理事に選出。2006‐07年、英オックスフォード大学ロイタージャーナリズム研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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おさむ

41
ジャーナリズムの最大の武器となる調査報道の現状を共同通信記者がまとめています。昨年、世間を賑わせたパナマ文書報道の内幕も。犯罪や法律、ビジネスのグローバル化が進み、ネットの監視もはびこる中、デジタル技術と語学力はこれからの記者には必須能力ですね。驚いたのは、裁判資料などの情報公開度が日本は海外に比べて低いこと。プライバシーの保護ばかり優先される「匿名社会」になることが果たして私たちにとって良いことなのか、考えさせられました。2017/03/26

Isamash

27
澤康臣(元共同通信記者、オックスフォード大ロイタージャーナリズム研究所客員研究員)2017年発行著書。イタリアマフィアのアフリカ進出等を題材に記者の国際的協力が描かれている。抑圧政府に対する対抗法の国際的な協力もなされているとか。日本のメディアの沈滞的な報道姿勢に悲観していたが、国際的協力というものがあればと期待を感じた。ただ日本の現状は、新聞記者の特権意識が強くて、ジャーナリスト間の媒体超えた協力さえ出来ていない様に見えている。やはり記者クラブが癌ということか。外国記者クラブが今後の協力体制の核なのか?2023/11/05

BLACK無糖好き

13
調査報道に携わる各国記者の協力・連携の取り組みと、「パナマ文書」や「イタリア・アフリカ各国記者連合」など成果の一端が紹介されている。興味を引いたのは、2012年韓国大統領選挙で朴槿恵が当選した裏に、情報機関の国家情報院がインターネットで朴候補の支援工作を行っていた事を暴いたニュース打破という調査報道メディアの存在。当時の国家情報院トップも有罪判決を受けたようだが、先日の朴槿恵罷免騒動で、この件に言及した日本人ジャーナリストはいたのだろうか? ◆最終章 日本の情報公開制度については別テーマで一冊になる。2017/06/05

羊山羊

7
日本全体で報道というものに力がなくなっている今だから、色んな人に見てもらうべき本と思う。日本では勇み足したジャーナリストへの自己責任論やメディアへのシニカルな目線が大きいが、この本ではパナマ文書のスクープを例に率先して行動する報道姿勢の大切さを説いている。「報道に言葉本来の中立はありえない」という言葉に膝を打つ。報道とは、一つの立場に主観的に寄り添うことだからだ。ポリコレにより、色々な立場の人、意見が圧殺される時代だからこその本。2019/04/21

oooともろー

7
ここまで報道記者の国際的な連帯が進んでいるとは知らなかった。欧米と日本の価値観の違いも浮き彫り。命をかけた姿勢に感服。2017/09/29

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