内容説明
イギリスではオースティンの作品は出版されて以来、その人気が衰えたことはない。一九八〇年代からは、その作品が次々に映像化されるとともに、続編や翻案も書かれ、空前の「オースティン・ブーム」が続いている。イギリス人はなぜオースティンが好きなのか。主要作品を手がかりにイギリス人のユーモア感覚、階級意識、恋愛観を探る。
目次
第1章 オースティンは「お上品」ではない―奢侈と堕落の時代の文学(奢侈と堕落の摂政時代(一八一一~一八二〇)
どぎついユーモア)
第2章 パロディから始まる恋愛小説―分別と多感のヒロインたち(同時代の小説の非現実性を笑う;ヒーローもヒロインも笑いの対象;「現実的」なヒロイン)
第3章 恋愛と結婚―女性の死活問題(夫を得るための大作戦;独身女性の運命)
第4章 アッパー・ミドル・クラスのこだわり(小説に「現実」を反映させる;階級をめぐるスノビズム)
第5章 オースティンと現代―空前のブームの背景(オースティンの新たな世界;オースティンの「続編」と「翻案」)
著者等紹介
新井潤美[アライメグミ]
1961年生まれ。1990年東京大学大学院博士課程満期退学。専攻は比較文学比較文化。現在、中央大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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