出版社内容情報
再発率は60%。ぶり返さないためにはどうすればいいか? 正しい知識を得、原因を突き止め、自分なりの対策法を持とう。生活リズムのつくり方、焦りや不安の解消法、医師との関係づくりなど、再燃・再発しないヒントを満載
内容説明
自分がうつ病になった原因の理解と、生活リズムが乱れがちなうつ病を二度とくり返さないための日常の整え方。
目次
1 治療中の再燃、治療後の再発 ぶり返しの原因を突き止め、解決する(ぶり返しのサイン―1週間不調が続いていたら、すぐに医師とコンタクトを;ふたつのぶり返し―治療中に後戻りする再燃、治療後に症状が現れる再発 ほか)
2 基本的な治療の流れ うつ病の要因と治療プロセスを理解する(うつ病とは―100人に6人がかかる病気。個別の物語のなかで発症する;うつ病の要因(1)―社会的、心理的、生物学的、3つの要因は切り離せない ほか)
3 自分でできる再燃・再発予防 これ以上うつ病をくり返さないために生活の土台をつくる(再燃・再発予防の生活―毎日の生活にリズムを。簡単にできることを続ける;精神療法―自分に合った精神療法で、暮らしへの向き合い方を変える ほか)
4 家族・周囲の人の対応 ニュートラルな態度で本人を受け入れる(周囲の人の役割―再燃・再発を防ぐために、家族や周囲の協力が不可欠;治療中の対応(1)―叱咤激励・評価をしない。医師とこまめに連絡をとる ほか)
著者等紹介
神庭重信[カンバシゲノブ]
精神科医・九州大学名誉教授・一般社団法人日本うつ病センター理事長・飯田病院顧問・精神科臨床研修センター長。1954年福岡県生まれ。1980年慶應義塾大学医学部卒業。同精神神経科学教室にて研修の後、米国メイヨー・クリニックにて精神科レジデント修了。同アシスタント・プロフェッサーを経て帰国。1993年慶應義塾大学医学部講師、1996年山梨医科大学(現山梨大学)精神神経医学講座教授、2003年九州大学大学院医学研究院精神病態医学分野教授を経て、2019年より現職。長年にわたり気分障害の研究、多くの精神科医の育成に尽力(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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