出版社内容情報
冷戦時代，非情な鉄のカーテンによって一つのブロックに押し込められていた東ヨーロッパの諸国は，「東欧革命」により急激な市場化と政治改革の嵐の中に投げ込まれた．そしてそれから六年を経た今，圧倒的な西欧の力の下にあえぎながらも，様々な試行錯誤と挫折の中から徐々に新しい方向を見いだしつつある．各国の素顔を表情豊かに報告する．
内容説明
冷戦時代、非情な鉄のカーテンによって一つのブロックに押し込められていた東ヨーロッパの諸国は、「東欧革命」により急激な市場化と政治改革の嵐の中に投げ込まれた。そしてそれから六年を経た今、圧倒的な西欧の力の下にあえぎながらも、様々な試行錯誤と挫折の中から徐々に新しい方向を見いだしつつある。各国の素顔を表情豊かに描く。
目次
序章 伝統的ヨーロッパへ回帰する東欧
第１章 もう一つのヨーロッパ
第２章 東欧諸国の経済の特徴
第３章 難航する民営化と繁栄する外資系企業
第４章 「西欧」対「東欧」、「東欧」対「ロシア」
第５章 東欧経済のこれから
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
無重力蜜柑
2
26年前、まだ新生ロシアが経済的大混乱にあった時代の本。東欧各国の社会主義体制の特徴と、その崩壊の様子、当時の経済・政治的状況が比較される形で書いてある。古い本な上にかなり当時の「現代」にフォーカスした内容なので、あまり鵜呑みにできない分析も多い（割と雑に国民性概念を使うし）。チェコ=スロヴァキアが東独に次ぐ東欧内二位の先進地域だったというのは少し意外。2021/05/03
