出版社内容情報
昭和十九年に郷里山形の盲学校に赴任してから三十余年.盲目の少年が聴力の鋭さを見込まれて防空監視に立たされた戦時,そして戦後も,盲学校教師や生徒の生活と学習上の苦労は尽きない.哀歓に満ちた教師生活を語るとともに,点字教育,理療やピアノ調律の技術教育について,現場体験に基づく貴重な教育実践上の工夫と努力を記す.
昭和十九年に郷里山形の盲学校に赴任してから三十余年.盲目の少年が聴力の鋭さを見込まれて防空監視に立たされた戦時,そして戦後も,盲学校教師や生徒の生活と学習上の苦労は尽きない.哀歓に満ちた教師生活を語るとともに,点字教育,理療やピアノ調律の技術教育について,現場体験に基づく貴重な教育実践上の工夫と努力を記す.