目次
1 退職後を語る主婦たち(消息のわかるまで;私の選んだひと、私を選んだひと;いまの私のくらし;世の中の動きと私の関り)
2 さまざまな状況のなかで生きぬく(今も組合運動をつづける母親たち;東京の片隅のつましい家庭で;夫と「考え方」は違うけれど…;自衛隊の三人の奥さん;農村の民主化に胎動する若妻たち;たたかう夫を支える力)
3 製糸工場に働いた青春の日々
4 明日へ向って
著者等紹介
塩沢美代子[シオザワミヨコ]
1924‐2018年。1944年日本女子大学社会福祉学科卒業。1949‐63年繊維労連本部書記。1964‐66年名古屋YWCA職員。1966‐70年大洋漁業労働組合書記。アジア女子労働者交流センター所長、恵泉女学園大学教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Mana
2
「ひとり暮らしの戦後史」がとても良かったのでその流れで読んでみた。こちらもとても良かった。 かつて製紙工場で組合活動に携わりその後結婚退職した人の現在の聞き取り調査。人によって状況は様々だけど、みんながんばってる。2021/07/14
りえ
0
簡単には言えないが、色々な女性の人生。出てきた事例で、政治的な思想は合わない(田舎で暮らしてたら自民党支持になるのは当たり前みたいな)が、人間的に信用しているから、今の夫と一緒になったというようなのがあり、自分自身の人生の選択の後押しになった。一読だけでは咀嚼しきれなかったので、時間を置いてまた読みたい。2022/01/15
たつみ
0
“…日本の民主主義がおびやかされているとき、それをチェックしていけるだけの感度と意欲と行動力をもっていると思われる、この主婦たちのエネルギーが、その大半は少くとも社会的には活用されぬままに、各家庭生活のなかに死蔵されている…”(p217-218) これに尽きる2021/10/01
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