岩波文庫<br> ロシア革命史〈3〉

  • ポイントキャンペーン

岩波文庫
ロシア革命史〈3〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 416,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003412763
  • NDC分類 238.07
  • Cコード C0131

出版社内容情報

「7月事件」の発生.反革命勢力の攻勢.コルニーロフの反乱の蹉跌….事態は大きな転機を迎え,十月革命に向けて確実に歩を進めてゆく.息づまるような緊迫した局面を,トロツキーは精細な筆致で描破する.(全5冊)

内容説明

兵士・労働者による反政府武装デモ「七月事件」の発生。反革命勢力の攻勢。ケーレンスキーの陰謀。コルニーロフの反乱と、その蹉跌…。事態は大きな転機を迎え、十月革命に向けて確実に歩を進めてゆく。息づまるような緊迫した局面を、トロツキーは精細な筆致で描破する。全五冊の第三巻。

目次

第2巻 十月革命(「七月事件」―準備と始まり;「七月事件」―最高潮と壊滅;ボリシェヴィキは七月に権力がとれたか?;大々的な誹謗中傷の月;反革命の台頭;ケーレンスキーとコルニーロフ―ロシア革命でのボナパルチズムの要素;モスクワ国政協議会;ケーレンスキーの陰謀;コルニーロフの反乱;ブルジョアジーと民主主義者との力くらべ)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

駄目男

14
兵士・労働者による反政府武装デモ「7月事件」の発生、それに対する反革命勢力の攻勢、ケーレンスキーの陰謀、そして逆にコロニーロフによる反乱が起こるが、その野望は蹉跌する。民衆は革命化の方向へ傾斜しはじめ、事態は十月革命に向けて確実に歩を進めてゆくが、併し、登場人物の多さとトロツキーの詳細を極める分析の、ややお手上げ気味。これを書き上げるのにどれだけの期間を要したか知らないが、常人には出来ない芸当であることは間違いない。2023/07/21

nishiyan

7
2017年7月12日第2刷(2017年夏一括重版されたもの)。ロシア革命の当事者であるトロツキーが二月革命からソヴェト政権樹立までを豊富な資料と客観的な視点を元に著述している2巻本を文庫用に分冊した第3巻目。七月事件を契機に十月革命へと向かうロシア。ボルシェヴィキによる革命を潰そうと暗躍するケーレンスキー。しかしコルニーロフによるクーデターの失敗が革命への流れを加速させていく。相変わらず登場人物の多さに四苦八苦するのだが、面白い。2018/06/04

juunty

1
(3)は十月革命へと繋がる7月〜8月の出来事について著す。ソヴィエトの大規模な蜂起である7月事件は、やはり軍隊と労働者という民衆の力によって開始される。第一次世界大戦でのドイツとの戦争が激化。国内の疲弊の影響は、軍隊を直撃する。前線での不安に加え、国内の不安定化というストレスは確実に兵士個人を圧迫する。そのような中で数千人規模の連隊が一気にソヴィエト支持の声明を出し、移動を開始する。この連隊の対応をしたのがボリシェビキであり、軍隊とのつながりが作られる。2021/01/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/614744
  • ご注意事項

最近チェックした商品