岩波文庫<br> 葉隠 〈中〉

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岩波文庫
葉隠 〈中〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 204p
  • 商品コード 9784003300824
  • NDC分類 156
  • Cコード C0110

出版社内容情報

鍋島藩士・山本常朝(一六五九‐一七一九)の口述に成った同藩の記録で,鍋島藩に仕える武士たちの修養の書.ここに記された果し合いや殉死といった血腥い出来事に常朝は武士道の真実を見たのである.「武士道といふは死ぬ事と見付けた」本書は乱世を生きた武士たちの到達した峻烈な人生哲学の極点を鋭く象徴しているといえよう.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぺぱごじら

18
もう20年以上前に鬼籍に入りましたが、ぼくの祖父は話好きで、自身がバリバリの現役で働いていた頃のエピソードを、延々と飽くこと無く語ってくれる人でした。上巻が武士道論(というかサラリーマン論)なのに対し中巻は(当時の)昔話が主体。こんな話を口伝で遺すあたりに『もはやそんな時代ではなくなった武家』への哀悼が感じられたり。中巻は勇ましい話から苦笑いする話まで色々ですが、全然似ていないのに、何故か祖父を思い出します。2013-1572013/10/18

壱萬弐仟縁

10
改訂版でないと厳しい。旧字体を新字体にしてほしい。解説も必要。2013/09/12

6 - hey

5
鍋島藩ファン以外が読む必要はあるのだろうか?老人のとりとめのない説教話をくどくど聞いている感じがする。まだ下巻あるのか…という気分になった(笑)2012/11/12

hikarunoir

1
上巻の精神論は矛盾も多く、後世の都合良い引用の酷さを痛感し、中巻・下巻の血腥いエピソードで犯罪実話を読む高揚感を満喫。2011/05/19

にゃん吉

0
中巻は、佐賀藩や支藩の成り立ち、鍋島家や重臣の家系に関する話が多い。国学(藩についての学問)をすべしという、上巻の山本常朝の言葉からは、奉公を尽くす上で重大なところなのでしょうが、佐賀藩の奉公人ではない私には、少し分量が多く感じられました。上巻から通じて、龍造寺氏から鍋島氏への権力の移譲の経緯について、禅譲のような書きぶりなのが興味深くありました。興味深い話も多々ありましたが、上巻の最初のところが葉隠の精華というカンジも。何にせよ、下巻まで読み進めてみようと思います。   2019/01/31

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