著者等紹介
松居スーザン[マツイスーザン]
1959年生まれ。主な作品に絵本「ノネズミと風のうた」(あすなろ書房・ひろすけ童話賞受賞)「はらっぱのおはなし」(あかね書房、路傍の石幼少年文学賞)など
佐藤国男[サトウクニオ]
1952年、北海道檜山町生まれ。北海道函館市に山猫工房を構えて宮沢賢治を中心とした童話の世界を木版画で制作。弓具古糸のペンネームで縄文文化の研究成果を『縄文ジャーナル』に発表
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感想・レビュー
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そら
30
プンブルばあさん、ちょっとボケてきたの?大丈夫かな?と思いつつ、でもなんだかお茶目で可愛い!楽しい!最後は、ホッとひと安心。2019/07/05
あんみつ
7
プンブルばあさんは一人暮らしのおばあさんネズミ。娘は海辺へお嫁にいったままたよりがありません。あたたかいご近所さんたちと暮らしていますが、心の中は娘とまだ見ぬ(いるかどうかもはっきりしない)孫娘のことで溢れそう。目が不自由で福寿草や枯れ枝を孫娘と見間違えて話しかけたり必死で助けようとしたり…それがすごく切なくて、どうかおばさんの気持ちが家族に伝わりますようにと願い続けて読みました。素敵な結末です。子供、親、祖父母、どの世代が読んでもそれぞれに心に響いてくる物語だと思います。2014/05/13
千尋
6
タイトルに惹かれて図書館で借りてきた本*トガリネズミのプンブルばあさんは眼が見えないけど、素敵な模様の洋服を作る仕立て屋さん*ある日、夜風がプンプルばあさんに孫娘がいると囁いて・・心が温かくなれるストーリーです**2013/12/15
遠い日
5
目の悪いプンブルばあさんの仕立て仕事には、不思議が宿る。ひとりぼっちの暮らしの中で、仕事を通じてお客さんとふれあうことの、少しばかりの幸せ。そんな慎ましい暮らしに訪れた信じられないような幸せ。シリーズはそんなにないから、この後の話は読めないのかな。2019/05/24
クマリカ
0
単身で暮らす自営業の高齢女性。 白内障と幻聴(主に雑音自然音からの人声の聴取)、意味不明の歌様の独言、長年の職人作業の劣化(注文内容の取り違え)、調理等の失敗などかなり厳しそうな状況。 視覚上の問題が大きいが幻視もあるのではないか? 幻聴から来る妄想的確信に行動が影響されており、睡眠障害・夜間の興奮や妄想知覚からの危機的行動など、絶望的な状況に病状が進行して、単身生活は無理ではないか? 唯一の家族の娘との同居などサポートが必要と関係者は思う。 娘との音信も無く、救いを神に祈るのみ... 共に祈りましょう2023/07/06