内容説明
森と湖の国フィンランド。カトリは働きに出ている母を待ちながら祖父母とつつましく暮らしている。しかし、老いた祖父母の家計も逼迫しカトリは自ら働きに出ることに―。厳しい境遇、人との出会いや別れの経験をも糧にして、持ち前の賢さと頑張りで夢を持ち続けるカトリ。そんなカトリに引き寄せられる人々。一生懸命生きれば夢はかなうと教えてくれる『世界名作劇場』の意欲作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糜竺(びじく)
28
以前に、フジテレビの19時半から世界名作劇場という枠があって、1984年に放送していたアニメのノベライズ本です。時代としては第一次世界大戦頃のフィンランドが舞台の話です。貧しく厳しい境遇の中、色々な人に出会い、また別れてカトリは成長していきます。カトリの優しさ、賢さ、真面目さ、誠実さで、意地悪そうな人達の心境、偏見が変化していったり、また、大変な状況のカトリを色々な人が支えてくれたりする場面が何度もあり、そこは少しウルッときました。TV放送は見た事ないんですが、なんか見たくなりました。2013/07/06
のびすけ
24
1984年放送のアニメ世界名作劇場のノベライズ。舞台は第一次大戦時のフィンランド。ドイツに出稼ぎに出ていた母が戦争のために帰って来れなくなり、祖父母のもとで暮らすカトリ。家計のため一人働きに出て、様々な人との出会いと直向きな努力で、将来への希望を掴んでいく。カトリがとてもいい子。頑張り屋さんで、賢くて、いつも明るく前向きで、周りの人が自然と手を差し伸べてくれる。カトリのように貧しくて恵まれない境遇であっても、夢を持って真摯に努力をすれば、道は開けることを教えてくれる。良作。2023/08/15
kagetrasama-aoi(葵・橘)
9
子供の頃に読んだ本を読みたくなる熱にとらわれて!小学校の図書館にあった「牧場の少女」、多分同じお話ではないかと思いこのノベライズを入手して読みました。うろ覚えの内容と違う気がします。でもこの本の”カトリ”も健気で良い子で素敵なお話でした。アニメは84年の放映だそうです。第二子を出産したのが85年ですから、観る余裕はなかったけど……。観てみたいです。それにしても、多分このアニメの原作になった「牧場の少女」もう一度読みたいです。最終手段は「国会図書館」かな(*^ ^*)。2018/03/31
ゆーき
1
小学生の時に購入した本が実家から出てきたので読みました! すっかり内容を忘れてましたが…カトリは賢くて素晴らしい女性で強い…! 努力は報われるんだなぁと思いました。2023/03/17
ゴルヴァチョフ書記長
0
シングルCD付き。ノベル版を読むのは、アニメ全話見てからだぁね。
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