感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Eiki Natori
4
江戸幕府は米国の言いなりで不平等条約を受け入れたというのが学校で習った通説だったが、実は幕府の交渉は上手く、ハリスの脅しにも屈することもなく、妥協させるところは妥協させてきた。幕末から小泉政権くらいまでの150年の激動の時代。歴史修正主義者が語る美談や嫌中嫌韓のように単純な話ではなく、様々な思想や利害関係や社会情勢やなどが絡みあって歴史は作られていくし、双方の視点から見ないと偏った話になってしまうことがわかる。 10巻目で印象的な話がまとめられてしまっているが、10冊全部読んでこそ近現代史を語れると思う。2021/02/26
kkpapa
0
【図書館本】読破