出版社内容情報
姉さんたちはつぎつぎに美しい蝶になったのに,ひとりだけいもむしのままのカミーユ.夏も秋も過ぎ,ついに雪が降りだしました.カミーユは,雪景色のなかで優雅に舞う夢をみました.
著者等紹介
クリングス,アントゥーン[クリングス,アントゥーン][Krings,Antoon]
1962年生まれ。フランスの絵本作家。父はデンマーク人で、母はフランス人。グラフィック・アートを学んだのち、ウンガロのもとで4年間テキスタイル(布地)のデザインを手がけたという。1994年からスタートした「にわの小さななかまたち」シリーズは、人気を得て、そのキャラクターはすでに30を越え、アニメやCD‐ROMにもなっている
奥本大三郎[オクモトダイサブロウ]
1944年、大阪生まれ。埼玉大学教授。フランス文学者であるとともに、随筆家、昆虫の採集家としても知られる。『ファーブル昆虫記』の全訳に情熱を注いでいる。読売文学賞を受賞した『虫の宇宙誌』をはじめ、著書多数
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感想・レビュー
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absinthe@読み聞かせメーター
14
5歳の娘に読み聞かせ。蝶になっていく仲間と、取り残されるカミーユ。でも最後には蝶になれてよかったね。2016/02/15
あーちゃん♪
7
寝ている絵が大好き!もちが真似する姿も大好き!蝶のお姉さん、意地悪すぎる、、、。2016/07/16
遠い日
5
クリングスさんの絵がかわいくて、ポップで楽しい。奥本大三郎さんの訳というのが贅沢な感じ。庭の小さななかまと銘打っているだけに、シリーズ中、思いもよらない虫が登場するのも、おもしろい。日本では嫌われぎみの虫にも焦点を当てているところが新鮮かな。もちろん生態を忠実に再現してはいない。夢あるフィクションの部分、大。カミーユは冬の蝶になる。クリスマスに舞う蝶なんて、すてきだと思う。2013/02/28
kazu_tea
3
姉さんたちは蝶になったのに自分は"いもむし"のままのカミーユ。そのうち秋が過ぎ、冬が来て・・・ラストに驚かされました。飛び去っていく蝶たちを、じっと見送るカミーユの悲しそうな表情が印象的でした。でもハッピー・エンドで良かった。2011/03/07
まごたく
1
図書館。2016/03/07