出版社内容情報
「オオバンクラブ」のメンバーが,船のもやい綱をといた犯人に仕立てられてしまう.休暇でやってきたDきょうだいは,真犯人をさがすため,探偵団を組織して活動を開始する.唯一の推理小説.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐっちー
18
ノーフォークのオオバンクラブメンバーに思いもよらぬ犯罪の疑いがかけられ、解散のピンチ!合流したD姉弟は大人に頼らず自ら潔白を証明することを提案。少年探偵たちは捜査を開始する。犯人から向けられる明確な悪意もさることながら、大人たちが初めから決めてかかっている態度は実に嫌なもので、子供たちにはきつかっただろう。前半と最後に登場した釣り人のおじさんみたいな頭が柔らかくて公正な人に、彼らも成長してくれるといいな。大人たちの汚い面を垣間見て、善意と無垢なだけでは生きてゆけないことを知った夏の終わりの物語だった。2018/07/11
ぱせり
7
(再読)「エーミールと探偵たち」を彷彿とする子ども主体のミステリーが楽しいです。四面楚歌、のっぴきならない事態に陥りながらも、夜中のうなぎ捕り、力合わせてのオオカマス釣りなど、夏の川の喜びがあふれ、楽しめる。ゆっくりとした物語はゆっくりと楽しもう。大丈夫。このシリーズはとびきり爽やかな読後感が常に約束されているんだもの。2009/09/22
ブラックティー
2
イギリスの物語には、川辺の暮らしへの憧憬が描かれることが多い気がする。子どもむけの(しかも少年探偵もの?)ではあるけれど、これもそんな1冊なのかな。だって、あまりにも死と栄光号の3人の川暮らしが楽しく描かれているのだもの。そして今作ではドットが大活躍なのも嬉しい。(再読)2011/12/01
との@恥をかいて気分すっきり。
1
☆☆☆☆☆
dumpty
1
再読。キャシャロット号の釣師にナイス☆。最後のジョークがとってもイギリス的。2010/10/31
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