内容説明
ネットの悩み相談から生まれたコラム「親愛なるプリンス・チャーミングへ」。女性の心を深く理解して適切なアドバイスをくれる、匿名のプリンス・チャーミングはカリスマ的な人気を得ていた。子どものころからファッション好きで、何とかその業界で活躍したいとがんばりつつ、芽の出ないまま職を転々としていたヴァレリー。彼女は、新雑誌『グラススリッパ(ガラスの靴)』の広報担当として、これまで決して姿を現さなかったプリンス・チャーミング(しかも超ハンサム!)の表紙写真で創刊号を飾る契約をとりつけ、ようやく明るい未来が見えてきていた。だが、彼には大きな秘密があって…。NYとワシントンDCを舞台にした、おしゃれなコンテンポラリー・ロマンスの登場。
著者等紹介
コーフマン,ドナ[コーフマン,ドナ][Kauffman,Donna]
米ロマンス小説界のベストセラー作家。1999年に国際批評家協会ドロシー・パーカー賞のベスト・パラノーマル賞、ロマンス・コミュニケーションズ批評家賞、ベスト・エロティック・ロマンス全米読者賞を受賞するなど、高い評価を受けている。日本でもすでに9冊が翻訳され、人気を博している
大野晶子[オオノアキコ]
東京都出身。成城大学文芸学部芸術学科卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぽしょ
1
ところどころやんちゃせずにいられないヒーローがなんか新鮮。ストーリーにはハラハラさせられながらも、メイン二人の心情が丁寧に綴られていくのがよかった。友達ができたと喜ぶヒロインがとってもかわいかったので、その辺もう少し読みたかったなー。あと気持ち自覚した直後いきなり口調が弱々になったヒーローもなんかかわいかった。2010/11/01
なんとかさん
0
こういうタイプの本を一度は読んでみようと思って選んだ。ありがちなストーリーを想像していたが登場人物の作り込みといいかなり面白い作品だった。刺激が強いのも確かだけれど、「愛」についてしっかりと向き合っている作品。2016/03/17
MOMO
0
一度写真を撮るだけのはずが、次々に起きる出来事のせいで事態はどんどん収拾がつかなくなっていき・・・その間のエリックを交えたジャックとヴァレリーのやり取りは結構楽しく、オーナーである3人のばあちゃんたちのキャラは素敵だし、ヴァレリーの愛犬は…何とも言えない・・・・2009/08/29