目次
ペガサス（天馬）対キマイラ―ギリシア神話
人魚（マーメイド）―イングランドでかたられるものがたり
ユニコーン（一角獣）―ヨーロッパにつたわるものがたり
サンダーバード（雷をおこす鳥）―北アメリカ先住民の話
竜（ドラゴン）―中国でかたられるものがたり
大海ヘビ―オークニー諸島でかたられる北欧のものがたり
羽毛のあるヘビ神―メキシコでかたられる中央アメリカのものがたり
ミノタウロス―ギリシア神話
ナーガ姫―ビルマでかたられるものがたり
フェニックス（不死鳥、火の鳥）―エジプトのものがたり
ものがたりについて
著者等紹介
メイヨー，マーグリット［メイヨー，マーグリット］［Ｍａｙｏ，Ｍａｒｇａｒｅｔ］
イギリスで学校の先生をしながら、世界各国の神話や民話に強い関心を寄せ、子どもたちに語りきかせてきました。それらの本の収集と再話の仕事は、何冊もの本として実りました
レイ，ジェイン［レイ，ジェイン］［Ｒａｙ，Ｊａｎｅ］
イギリスで大活躍している、人気イラストレーター。『天地創造のおはなし』でスマーティーズ賞を受賞。ほかにも『幸福の王子』『ノアの方舟』『妖精物語』などで何度もケイト・グリーナウェイ賞の候補となっています
百々佑利子［モモユリコ］
東京女子大学卒業後、ニュージーランド、オーストラリアの先住民の伝承文芸の翻訳・研究を行った。現在、日本女子大学児童学科教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
106
『物語』とはある意味、空想上の生き物と似ているのかも知れない。ペガサスのように自由に飛ぶ事ができる翼を持ち、フェニックスのように繰り返し新しく生まれ変わりながら永遠の命を持っている。神話や伝承の中に生きた10の動物ものがたり。キマイラを倒した英雄の相棒ペガサス、愛情深い人魚、超然としたユニコーン、サンダーバード、ドラゴン、大海ヘビ、地上に音楽をもたらした羽毛のあるヘビ神、ミノタウロス、変身能力を持つビルマの王女ナーガ姫、500年ごとに若返るフェニックス。知ってるつもりで意外と知らないエピソードが多かった。2016/04/09
みさどん
12
伝承的な話って、矛盾だったり不条理だったり、解せない展開がよくあるものだけど、これもそうだった。なんでそうなるのという展開が多いのは仕方がないのかな。何がしかの教訓を学んでいくものかもしれないけど、軽くすんでしまいがち。ペガサス、ユニコーン、龍、フェニックスなど、そうそうたるメンバーが出てくるのはすごい。2016/08/13
オサム兄ぃ
7
春節休暇を利用して海外赴任先の南の島から一時帰国の甥っこ（小学1年生）のために、読友さんから推薦いただきました。ユニコーン、サンダーバード、龍など空想上の動物を切り口に世界の昔話10編を集めてあります。歴史や空間の奥行きを感じさせる語り口と美しい訳文は大人でも読み応えあり、添えられた絵も幻想的で想像の世界が広がります。お休み前の読み聞かせがお勧めのように思います。物語をたっぷり味わって、ゆっくり成長して欲しいな。素敵な本を教えたいただき、本当にありがとうございます！2015/02/15
みー
4
絵本から童話への移行期にいいのではないかしら？（少し。物語の内容自体は難しいかなぁ～）全ページカラーで挿絵も美しく、各ページに描かれているのる。１０のお話が入っている。空想上の生き物だけあり、その生態？？が美しくも怖くもあり、物語自体も深い余韻を残すものから、ゾゾゾと怖さを感じるものまで様々であった。2014/10/02
ひとみ
0
読み聞かせ用。絵はいいが訳が少しぎこちない。カラスの羽は昔は白かったという話が世界のあちこちにあるのが面白い。2014/01/28
-
- 和書
- キリスト教と人間形成
