フロイト全集〈13〉1913‐14年 モーセ像・精神分析運動の歴史・ナルシシズム

フロイト全集〈13〉1913‐14年 モーセ像・精神分析運動の歴史・ナルシシズム

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  • サイズ A5判/ページ数 448p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000926737
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C3311

目次

ミケランジェロのモーセ像
「ミケランジェロのモーセ像」補遺
精神分析運動の歴史のために
ナルシシズムの導入にむけて
論稿(一九一三‐一四年)(証拠手段としての夢;オスカル・プフィスター博士著『精神分析的方法』へのはしがき;夢における童話の題材;マクシミリアン・シュタイナー博士著『男性能力の心的障害』への序言;子供のついた二つの嘘;強迫神経症の素因―神経症選択の問題への寄与;精神分析への関心;ジョン・グレゴリー・バーク著『諸民族の風俗、慣行、信仰ならびに慣習法における汚物』へのはしがき;治療の開始のために;特殊な意味をもった幼年期の夢;分析実践の経験と事例;分析作業中の誤った再認(「すでに話した」)について
ギナジウム生徒の心理学のために
想起、反復、反芻処理
夢における「偉業」の叙述
転移性恋愛についての見解
フレデリク・ヴァン・エーデン宛書簡)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅん

13
精神分析と恋愛のややこしい関係について触れた文章で、精神分析を(知識を持つ化学者が扱わないと危険な)化合物に例えてたのが印象的。ナルシシズム分析では、(猫や子供のように)自らの身体に充足している人間がカリスマ的に人を惹きつけるという論が展開されている。1914年前後は弟子筋だったユングと大きな決裂を果たした時期で、全てを性的なものに還元するフロイトの一種のニヒリズムと、性以外の精神性を認めようとするユングとの対立が明確に出たらしい。その辺りの人間くさい事情について書かれた解説がなかなか面白い。2019/05/21

Z

4
フロイトの恋愛に対する理論(アバウトな要約)。自分にとって快いものを求め、不快なものは遠ざける。幼年期かつ、無意識はこの原理で動いており、のち、現実と出会い、この時の自我がとる態勢により、病気や恋する対象を類型化していく。今まで読んだフロイトの本で、この本が一番類型的に書かれているかなと思う。2015/02/04

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