出版社内容情報
ミヒャエル・エンデ氏は1995年に亡くなりましたが,以後,氏の作品はそれまでにも増して多くの読者に迎えられています.エンデ氏が危惧していた様々なこと-消費の欲望にかられること,自然を破壊すること等-は,今日,ますます深刻の度を深めています.偉大な作家としての側面はもちろんのこと,現代文明への鋭い批判の目を決して失うことのなかった稀有な思想家としての姿を,あますことなく描きだした全集.この度,読者からのご要望にお応えして再刊します.
目次
第一日(金曜日の午前に;金曜日の午後に)
第二日(土曜日の午前は;土曜日の午後に)
話にでてきた本、話にはでてこなかったが参考にした本
著者等紹介
丘沢静也[オカザワシズヤ]
首都大学東京教授。1947年生。東京大学文学部卒業、同大学院(修士課程)修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みやか
1
19時14分読了。今年2月20日に同時代ライブラリー版を読んだので、版は異なるが2度通読したことになる。「社会問題」と名付けされる行動を為す人たちが居る。それらを「社会問題」で無くするには(社会の変化によって)それを為す人たち(の精神)を満たしたり、それが「問題である」と見做さない社会を醸成する必要があるのかな、と考えた。一度読んでいるはずだが、すべて初めて読むような気持ちで読んだ(きっと、その都度初めてなのだ)。時間どろぼうの意味を今までとは異なる感じで感じた。何度もこのほんに助けられるのであろう。2010/10/28
Mayumi O
0
1982年に語られたこととは思えないほど、「今」と重複する話題の数々。2011/09/22