内容説明
本巻は、大正後期に雑誌・新聞に発表された時評・エッセイ・論文などを収録。東洋大学・法政大学等に教鞭をとり、雑誌「思想」の創刊・編集にも参画するなど、著者が作家から哲学者に変貌をとげる生涯の転機に当っている。
目次
1918年(埋れたる芸術品;思想の対峙;伎楽の面;神を人間の姿に ほか)
1919年(危険思想を排す;電車のなかで;民本主義哺育の二法;天才性の覚醒 ほか)
1920年(ある遺書;医者の話;観音の使徒;入営せる友に与うる書;ギリシア人の特性と日本文化)
1921年(気品について;ストリンドベルヒと解放の問題;『提婆達多』の作者に ほか)
1922年(金剛峯寺の虚空蔵菩薩―『新小説』口絵解説6;〔藤岡蔵六氏のコーエン訳述について;蝸牛の角 ほか)
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