内容説明
90年代に600以上開業したゴルフ場が昨年度は100件破綻、負債総額は空前の二兆円を突破した。外資“ハゲタカ”ファンドの買い漁りが激化する一方、荒廃した跡地への産廃不法投棄も続いている。ゴルフ場問題を15年間追い続けてきたジャーナリストが、環境破壊だけでなく人間破壊をももたらしている今日の異常な状況に迫る、渾身のドキュメント。
目次
序章 屍累々
第1章 崩壊した預託金制度
第2章 倒産業者と会員の対立
第3章 生活者の目でウォッチする
第4章 ゴルフ場は“緑の待合”か
第5章 水道水にしのび寄る危険
第6章 泥船のタヌキと花咲かす翁
終章 時の流れ、人の意思
著者等紹介
松井覚進[マツイカクシン]
1937年鎌倉市生まれ。1962年早稲田大学政治経済学部卒業。農業兼ジャーナリスト。戦争と環境問題に関心をもつ
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