出版社内容情報
第2巻に収めた基礎理論から出発して,争いとその処理を中心に「法」を論ずる著作を収録.「社会構造と裁判」「裁判過程と日本社会」「紛争解決と法的制御」「現代日本および審判における当事者の力関係」「公正手続きがなぜ必要か」ほか12篇.
内容説明
本書には、「法」のもっとも核心的な問題であるところの、争いと、それを処理する方法ないし過程としての裁判、に関する論稿を収録。執筆の時期は一九六〇年から一九八〇年にわたっている。
目次
社会構造と裁判―明治以後の社会構造と裁判制度との関係
裁判過程と日本社会―法社会学理論への試み
現代日本における紛争解決
浦安漁民騒動の法社会学的考察
法的過程におけるコミュニケイション―法律学と法社会学の接点
法的判定の規準としての「法源」
「国際ヨット競技規則」におけるイギリス的「法の支配」の原則
争いとその処理
争いと裁判
最高裁判所の判定における個人主義
第三者による「争いの手続き的処理」の所型態の間の機能的関係
裁判外司法手続(仲裁・調停)と裁判上司法手続との相関関係
司法行政における公正手続の必要性―いわゆる「青法協問題」を中心として
調停における当事者の力関係
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- 和書
- 刑法解釈学の諸問題