内容説明
「ヤッホー」の語源はなあに?「山」と「岳」はどう違うの?テレビの登山番組で司会を務める釈さんの、素朴すぎる疑問・難問に答えた登山者必読の基礎知識集。
目次
第1章 山って何?
第2章 山のいちばん
第3章 山の歴史
第4章 山の雑学
第5章 山と自然
第6章 山の実践
著者等紹介
釈由美子[シャクユミコ]
1978(昭和53)年東京生まれ。女優。グラビアアイドルとしてデビュー後、多くの映画や、数々のTVドラマに出演。2013年、NHKBS‐1の登山番組「実践!にっぽん百名山」の司会を務める。古武道(十二騎神道流)二段、温泉ソムリエ
萩原浩司[ハギワラヒロシ]
1960(昭和35)年栃木県生まれ。高校・大学時代は山岳部に所属。卒業後は山と溪谷社に入社し、2001年より5年間にわたり「山と溪谷」編集長を務めた。現在は山岳図書出版部部長・兼「ROCK&SNOW」編集長。2011年、世界の優れた登山隊を選考するピオレドール賞の審査委員を務める。2013年には母校の青山学院大学山岳部登山隊を率い、ヒマラヤのアウトライアー(7041m)東峰に初登頂。NHK‐BS1「実践!にっぽん百名山」にレギュラー解説者として出演中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふろんた2.0
14
既に当たり前のようにある事柄ばかりで、疑問を持つことすらなかったけど、山の定義から1つ1つ丁寧に解説されていてなるほどと納得できる1冊。2017/11/18
カナリア
12
山の技術というより、山についての基本の知識が1冊に入っていて楽しかった。しかも、読みやすかった。2017/08/29
LaVieHeart
7
山に関するQ&A集。「山に登って痩せられますか?」等、山に登らなくても山に興味が湧きそうな質問も多いように感じた。特に富士山の話(富士山は昔は「富士」じゃなかったとか、誰がいちばんはじめに登ったかとか)は興味深かった。 山に登る身としては今更聞けない「どうして山の天気は変わりやすいのですか?」「歩く時に腕組みするのはなぜ?」等にも、萩原編集長が丁寧に答えてくれているのが有難い(笑) 。。。特別保護地区では、落ち葉を拾って帰るのもダメなのね。。。どんな「場所」に行くのか考えて立ち入る事も大事なのだと感じた。2024/09/29
aoi
5
広い範囲に渡り、簡潔に書いてある。トリビアみたいに面白いものや、世界中の山に詳しい方だからこそ出てくる言葉がある。山に「光岳」とかいて「てかりだけ」と読むキラキラネームがあるということや、合目が付けられている山は信仰の山だということ。他にも生物の分野の話や、歴史、地理…と書いてある。2015/07/16
yamakujira
4
釈由美子が発する質問に「山と渓谷」の編集長が答える。単なる質問と回答じゃなくて、会話形式で100問をこなすから、横で聞いているような雰囲気を味わえる。芸能人だから本当に彼女が考えた質問かどうかはさておき、これで著者を名乗るのはどうなのだろう。登山に誘うことを目的としてるようだから仕方がないけれど、「道に迷ったらどうすればいいの」「残飯を山に埋めたらいけないの」「遭難したら救助を拒否できないの」「評判の悪い山小屋はどこ」などなど、マイナスイメージの設問にもあっけらかんと答えて欲しいな。 (★★☆☆☆)2018/07/15