内容説明
農薬を使わず、肥料もほどこさず、おいしいリンゴが実る畑―。人々は「奇跡のリンゴ」園という。働き手は園主・木村秋則とその家族を中心に3、4人。でもよく見ると、約2・6ヘクタールのリンゴ畑には、人間以外の優秀な働き手がいた。自然のバランスを利用し、栽培する畑から得られるものはリンゴだけではない。生命の輝きに満ちた畑には、行き詰まった文明社会を打破する多くのヒントが隠されている。虫眼鏡を片手に、徹底した観察眼の全貌が明らかに―。
著者等紹介
木村秋則[キムラアキノリ]
1949年、青森県弘前市岩木町(旧・中津軽郡岩木町)で農家の次男として生まれる。高校卒業後、川崎市のメーカーに集団就職するが1年半で退職。69年以来、故郷でリンゴを中心とした農業を営む。78年ごろから無農薬、無肥料栽培を試み、10年近くを経て完全無農薬、無肥料のリンゴ栽培に成功。2008年、半生を描いた「奇跡のリンゴ」(石川拓治著)がベストセラーとなり、13年、映画化
横山拓彦[ヨコヤマタクヒコ]
1981年、青森県青森市生まれ。イラストレーター。2005~13年、弘前大学大学院修士課程、博士課程では昆虫生理学を専攻。大学院在学中、昆虫の形態観察力を養う目的でスケッチを描き始める。博士号取得後、イラストレーターとして独立
杉山修一[スギヤマシュウイチ]
1955年、北海道札幌市生まれ。弘前大学農学生命科学部教授。77年、北海道大学農学部卒業。81年、北海道大学農学部助手。ハーバード大学生物進化学部研究員などを経て現職。専門は植物生態学。2003年に木村秋則氏と出会い、以来、無農薬、無肥料で栽培作物が成立するメカニズムを研究し、13年、著書『すごい畑のすごい土』に収録(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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常磐条
これでいいのだ@ヘタレ女王
バニラ風味
アニリン塩酸塩
こまち