出版社内容情報
よい読書体験はよい人間形成につながると信じる。真っ暗な地下鉄の線路を歩いた昔日の彷徨から、自らの実存の問いと対峙した神学遍歴、半世紀後に届いた「魂の教育」を願う母の祈りまで――。ルネサンス期の幅広い人文主義的な教養主義の理想「ボナエ・リテラエ」を冠する『世界』連載で紡がれた、ある救済の物語。
内容説明
よい読書体験はよい人間形成につながる、と信じる。真っ暗な地下鉄の線路を歩いた昔日の彷徨から、自らの実存の問いと対峙した神学遍歴、自分の人生を一つの物語として紡ぐ最後のピースとなった、半世紀後に届いた「魂の教育」を願う母の祈りとの再会まで―。月刊誌『世界』で綴られた、教養主義の理想「ボナエ・リテラエ」を冠する思索の航跡。
目次
1 実存の闇(名付け―『ファーブル昆虫記』;口火―「良い書物」 ほか)
2 諸宗教の光(非存在の淵―波多野精一『時と永遠』;預言者―ウェーバー『古代ユダヤ教』 ほか)
3 遍歴する神学(日本発の世界的神学―北森嘉蔵『神の痛みの神学』;近代啓蒙の爆裂―バルト『ローマ書』 ほか)
4 遙かな成就(不安を引き受ける力―ティリッヒ『生きる勇気』;愚かな光の子―ニーバー『光の子と闇の子』 ほか)
著者等紹介
森本あんり[モリモトアンリ]
1956年生まれ。国際基督教大学、東京神学大学、プリンストン神学大学を修了(Ph.D.)。国際基督教大学教授、学務副学長を経て2022年に名誉教授。同年より東京女子大学学長。プリンストン神学大学とバークレー連合神学大学で客員教授を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
trazom
harumi
たかぴ
釜煮蕎麦
マウンテンゴリラ
-
- 和書
- 最新薬剤学 (第11版)