出版社内容情報
『となりのトトロ』の舞台・所沢の自然を描く宮崎朱美さんのスケッチ日記や監督のインタビューを収録。
内容説明
映画『となりのトトロ』の舞台となった所沢。四季折々の自然の魅力や植生を、所沢に住む草好きの宮崎朱美さんが美しいスケッチ日記で綴る。また、宮崎駿監督が描いた初期のトトロのイメージボードを、インタビューとともにお届けする。
目次
ふるさとスケッチ日記
八国山
所沢の風景のなかで生まれたトトロの世界
未来に残したいふるさとの景色―狭山丘陵
トトロの生まれたところMAP
著者等紹介
宮崎駿[ミヤザキハヤオ]
1941年生まれ。アニメーション映画監督。学習院大学政治経済学部卒。1963年、東映動画(現・東映アニメーション)に入社し、その後ズイヨー映像、日本アニメーションなどを経て、1979年『ルパン三世 カリオストロの城』を初監督。1984年に『風の谷のナウシカ』の原作・脚本・監督を担当。1985年にスタジオジブリの設立に参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
稲岡慶郎の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムッネニーク
81
18冊目『トトロの生まれたところ』(宮崎駿 監修、スタジオジブリ 編、2018年5月、岩波書店) 宮崎夫妻が約50年間住み続ける所沢の魅力を、イラストと写真で発信するガイドブック。『となりのトトロ』のイメージボードも掲載。 妻・宮崎朱美がイラストを描き、次男・宮崎敬介が構成を務めるという、家内制手工業の様な一冊。四季折々の自然を描いたスケッチは柔らかなタッチと温かみのある色彩が心地よい。 〈もし私たちがこの土地に住まなかったら、トトロと友だちになることも、映画『となりのトトロ』もなかったでしょう〉2025/03/07
あっか
73
トトロを生み出した風景が色濃く残る所沢が舞台の、トトロの世界がリアルで伝わってくるあったかい本。宮﨑駿さんの奥様の水彩画がとにかく素敵ー!本著では植物中心ですが、こんなにたくさんの生き物と一緒に暮らしてるんだなと実感できる。トトロが生まれてゆくイメージ画も初めて見ました。2019/01/28
寂しがり屋の狼さん
61
【図書館にて】映画『となりのトトロ』の舞台となった所沢。四季折々の風景や植物が「宮崎朱美」さんの美しいスケッチ日記で綴られている。当初のタイトルは『所沢にいるとなりのおばけ』で、それが縮んで『となりのトトロ』になったとか(笑)監督へのインタビュー、八国山(映画では七国山)の写真、宮崎駿監督が描いた初期のトトロのイメージボードなど『となりのトトロ』の世界が詰まった一冊でした_〆(゚▽゚*)2019/05/18
けんとまん1007
59
自然・風景を見つめる眼。そこに暮らしながら感じること・考えること。そこに、何を見出すのか。自分自身と響きあうものは何だろうか?ふと、想い出すことがある。早朝の畑に居る時に、時々、時間も空気も止まっているように感じることがある。思わず、眼を瞑り深呼吸することがある。そんな時、五感が身体が潤うような気がする。そんなことなのかもしれない。2025/03/24
翔(かける)
40
2019年の始まりは、宮﨑駿にトトロのインスピレーションをわかせるきっかけとなった所沢の本から。所沢は好きな街。こんなに緑豊かな場所があるなんて知らなかったなぁ。七国山のモデルになった八国山、宮﨑さんがゴミ拾いをしにいくかみの山、鬱蒼とした森が広がる狭山丘陵…今年行ってみたい場所。奥さんの宮﨑朱美さんの描く草花を覚えていくと、さらにおもしろいかも。2019/01/02