出版社内容情報
現代美術を司るのは誰か? 日本からは見えづらい、世界の現代アートのすべてを暴く。まったく新しいアプローチの現代アート入門。
小崎 哲哉[オザキ テツヤ]
著・文・その他
内容説明
現代アートを司るのは、いったい誰なのか?世界的企業のトップや王族などのスーパーコレクター、暗躍するギャラリスト、資本主義と微妙な距離を保つキュレーター、存在感を失いつつも反撃を試みる理論家、そして新たな世界秩序に挑むアーティストたち…。日本からはなかなか見えてこない、グローバル社会における現代アートの常識=本当の姿を描きつつ、なぜアートがこのような表現に至ったのか、そしてこれからのアートがどのように変貌してゆくのかを、本書は問う。さらに、これら現代アートの「動機」をチャート化した「現代アート採点法」によって、「難解」と思われがちなアート作品が目からウロコにわかりはじめるだろう。アートジャーナリズムの第一人者による、まったく新しい現代アート入門。
目次
ヴェネツィア・ビエンナーレ―水の都に集まる紳士と淑女
マーケット―獰猛な巨竜の戦場
ミュージアム―アートの殿堂の内憂外患
クリティック―批評と理論の危機
キュレーター―歴史と同時代のバランス
アーティスト―アート史の参照は必要か?
オーディエンス―能動的な解釈者とは?
現代アートの動機
現代アート採点法
絵画と写真の危機
現代アートの現状と未来
著者等紹介
小崎哲哉[オザキテツヤ]
1955年、東京生まれ。カルチャーウェブマガジン『REALKYOTO』発行人兼編集長。京都造形芸術大学大学院学術研究センター客員研究員。同大学舞台芸術研究センター主任研究員。2002年、20世紀に人類が犯した愚行を集めた写真集『百年の愚行』を企画編集し、03年には和英バイリンガルの現代アート雑誌『ART iT』を創刊。13年にはあいちトリエンナーレ2013のパフォーミングアーツ統括プロデューサーを担当し、14年に『続・百年の愚行』を執筆・編集した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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