出版社内容情報
ポピュリズムや排外主義が世界を覆うなか、他者の痛みを分かち合い、お互いが支え合える社会はどうすれば可能か。気鋭の学者らが、労働、環境、生活保障、教育、地域、政治、財政の視点から、具体的に構想する。
内容説明
ポピュリズムや排外主義が世界を覆うなか、他者の痛みを分かち合い、お互いが支え合える社会はどうすれば可能か。気鋭の学者らが討議を重ね、労働、環境、生活保障、教育、地域社会、政治、財政の視点から、人間らしい社会への道筋を具体的に構想する。
目次
序章 「分断」と「奪い合い」を越えて―どんな社会を目指すのか
第1章 雇用・労働における「自己決定」の確立
第2章 環境保全型社会と福祉社会の統合
第3章 リスク社会における新たな生活保障―ライフステージの変化を基軸に
第4章 誰もが質の高い教育をひとしく受けられる社会
第5章 自律と支え合いによる農村の再生―都市と農村の二項対立を越えて
第6章 “私たち”による社会へ―参加型民主主義の構築のために
第7章 「奪い合い」から「分かち合い」の財政へ
終章 「分かち合い」社会の可能性
著者等紹介
神野直彦[ジンノナオヒコ]
1946年生まれ。東京大学経済学部卒業後、1981年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了単位取得退学。現在、日本社会事業大学学長、東京大学名誉教授。財政学
井手英策[イデエイサク]
1972年生まれ。東京大学経済学部卒業後、2000年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、慶應義塾大学経済学部教授。財政学。著書に『経済の時代の終焉』(岩波書店、第15回大佛次郎論壇賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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くものすけ
Tatsuo Mizouchi