出版社内容情報
ミッテランからオランドまで。極右の台頭や移民問題、テロ事件など新たな問題に苦闘するフランスの軌跡。
内容説明
第五共和制初の社会党政権として、「大きな政府」を掲げて出発したミッテラン政権。しかし、その試みは早々に挫折し、以降、フランスは欧州統合へと活路を見出していく。かつての高度経済成長による「栄光の時代」が終わり、失業・財政赤字の増大、移民問題、極右の台頭、テロ事件など、噴出する問題に揺れながらも、それを克服すべく試行するフランスの軌跡を描く。
目次
「国境を越えたリストラ」に活路を求めて
第1章 先進福祉社会の転換点―ミッテラン大統領時代(社会党政権誕生の背景―脱工業化・高度福祉社会の模索;新しい社会主義のリーダー・ミッテランとその政策 ほか)
第2章 欧州統合の光と影―シラク大統領時代(三度目の正直―シラク政権の誕生;政治家シラクと新政権 ほか)
第3章 揺れるナショナル・アイデンティティー―サルコジ大統領時代(サルコジ大統領の誕生;過去との決別 ほか)
第4章 欧州の中のフランスと統合への懐疑―オランド大統領時代(一七年ぶりの社会党政権の誕生;大統領選挙の結果 ほか)
著者等紹介
渡邊啓貴[ワタナベヒロタカ]
1954年生まれ。1978年、東京外国語大学外国語学部フランス語学科卒業、同大学院地域研究研究科修士課程修了、慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了、パリ第1大学大学院博士課程修了、京都外国語大学助教授などを経て、東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授・国際関係研究所所長。高等研究院(パリ)・リヨン高等師範大学院・ボルドー政治学院客員教授、ジョージ・ワシントン大学客員研究員、日仏政治学会理事長、在仏日本国大使館公使、『Cahiers du Japon』『外交』編集委員長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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