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岩波現代全書
原典でよむ20世紀の平和思想

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  • サイズ B6判/ページ数 208p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000291668
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0330

出版社内容情報

平和構築のありかたを示す主な古典的文献を紹介し、二一世紀の平和構築を模索する。

内容説明

20世紀は、世界大戦、核の脅威と災害、植民地化と脱植民地化、差別や虐殺などによって、平和の概念が大きく変化した時代であった。「人道と人権」「不戦・反戦・非暴力」「戦争犯罪・戦犯裁判・戦争責任」「核の脅威の下で」「真実と和解」の5部に分かち、平和構築のありかたを示す古典的文献を紹介し、21世紀の平和を模索する。

目次

1 人道と人権(赤十字・赤新月運動の思想的根源(アンリ・デュナン)
足尾鉱毒反対運動(田中正造) ほか)
2 不戦・反戦・非暴力(非戦(内村鑑三)
不戦条約 ほか)
3 戦争犯罪・戦犯裁判・戦争責任(「われわれの戦争責任について」(カール・ヤスパース)
東京裁判の開廷(ジョセフ・B.キーナン) ほか)
4 核の脅威の下で(科学者の社会的責任(バートランド・ラッセル)
ユネスコ憲章(前文) ほか)
5 真実と和解(「荒れ野の四〇年」(リヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカー)
和解(デズモンド・ツツ) ほか)

著者等紹介

小菅信子[コスゲノブコ]
1960年生まれ。上智大学大学院文学研究科史学専攻博士課程修了満期退学、ケンブリッジ大学国際研究センター客員研究員を経て、山梨学院大学法学部教授。近現代史、国際関係論、和解研究。著書に『戦後和解』(2005年、中公新書、石橋湛山賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

28
平和は時代によって変化・変容する。平和は文化的概念(2頁)。緒方貞子先生の人間の安全保障:安全保障は紛争の原因となる国内問題からも見ていかなければ。人びと、コミュニティの安全保障に進む(20頁下段~)。ガルトゥングの構造的暴力:社会のしくみや制度に埋め込まれた暴力。差別(33頁上段)。内村鑑三:人道法を発達させることは、主権国家が戦争に訴えることを認めるという批判や懐疑も台頭させる(40頁)。南原繁:個性なき国民は、個性なき人間。2015/12/24

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