内容説明
ノストラダムスは何を語ろうとしたのか。一六世紀文献研究の成果を踏まえ、新しい光のもとに予言詩を読む。終末論、新プラトン主義、占星術・錬金術、カバラなど諸思潮の渦巻くルネサンスを舞台に、この巨人はどのような顔をみせるのか。ペストと宗教戦争に脅える同時代に積極的に関わろうとした詩人の実像に迫る。
目次
序 ノストラダムス『予言集』校訂の歩み
ノストラダムス予言集(詩百篇第一巻;詩百篇第二巻;詩百篇第三巻;詩百篇第四巻)
附録
結び 一六世紀詩人ノストラダムス
著者等紹介
高田勇[タカタイサム]
1931年生まれ。専攻、フランス・ルネサンス期文学。明治大学名誉教授。2012年没
伊藤進[イトウススム]
1949年生まれ。専攻、16世紀フランス文学・思想。現在、中京大学国際教養学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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