出版社内容情報
講和が次第に現実化し、独立に際して天皇の「おことば」を発するかどうかという課題が浮上する。天皇の責任や退位に関しても取りざたされる中、天皇や田島は政府とどのように調整を図ったのであろうか。また、母親である貞明皇后の死去にともない、名実ともに皇室の家長となった天皇は、これまで以上に家政へ関心を寄せる。
内容説明
講和が次第に現実化し、独立に際して天皇の「おことば」を発するかどうかという課題が浮上する。天皇の責任や退位に関しても取りざたされる中、天皇や田島は政府とどのように調整を図ったのであろうか。また、母親である貞明皇后の死去にともない、名実ともに皇室の家長となった天皇は、これまで以上に家政へ関心を寄せる。
目次
一九五〇(昭和二五)年―一〇月四日~一二月二八日
一九五一(昭和二六)年―一月二日~一〇月三〇日
著者等紹介
古川隆久[フルカワタカヒサ]
1962年生。日本大学文理学部教授
茶谷誠一[チャダニセイイチ]
1971年生。志學館大学人間関係学部教授
冨永望[トミナガノゾム]
1974年生。公益財団法人政治経済研究所研究員
瀬畑源[セバタハジメ]
1976年生。龍谷大学法学部准教授
河西秀哉[カワニシヒデヤ]
1977年生。名古屋大学大学院人文学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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読書家さん#2EIzez
4
1950年からの宮内庁長官田島道治さんの、主にひらがなで書かれていた宮中執務手記。 身内の人事やお給金、仕えの外套に関して、講会や行事に政治のこと、いずれも、選択していく事が多い、さりとて滞るところがひとつも見当たらない、時期をみたり、逡巡したり、するもののすべてつつがなくながれてゆくのだ。ひらがなで文章を書くことは、漢字まじりで始めから作るより、仕上がりに漏れがない、かつ単簡、透明度もありetc 無知だったが長官は一から十まで天皇陛下のおひざ元で 仕えていたんだな。 2025/02/05
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