出版社内容情報
本書はペリー来航前夜から15年戦争勃発直前までの80年間を対象とする.明治維新から自由民権運動,日清日露戦争を経て大正デモクラシーに至る基本史料に海外の視角や民衆意識を反映する史料も加え,近代日本の形成と変容を立体的に示す.
目次
序章 近代史史料について
第1章 維新変革と近代日本の成立
第2章 資本主義の成長と明治憲法体制の成立
第3章 植民地帝国への変身と政党勢力の成長
第4章 大正デモクラシーから金融恐慌へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
56
歴史は繰り返される。それがわかるところは、37頁上段~の22「物価騰貴批判ないもの尽し」万延元年末 のないものつくしである。音読してみるとより理解ができる。「きやつらのわがままとめどがない」誰が主語か? これを今の為政者に置き換えるとよい。「当時流行ないものづくし 二へん」もいい。「金持ねつからほとこさない」(38頁上段)ですよね? 物価上昇(39頁上段解説)。金銀比価の差異が維新変革期の経済状況。今は円安とスタグフレーション。どーなっちゃうの? ロシアのウクライナ侵攻は日本の家計に大打撃。。2022/03/22
双海(ふたみ)
1
ゼミでお世話になりました。2013/06/27