内容説明
神、聖霊、天国、洗礼(浸礼)、愛…。日本語という池に落とされた聖書の言葉。そこに広がった波紋を、試行と迷走の翻訳過程に読む。中国語訳から明治元訳へ、そして大正改訳から新共同訳まで、聖書の翻訳が、そのつどどのような意味で文化的な事件であったのかを、具体的に描き出す。中国経由のキリスト教という、軽視しえない一面をはじめ、数々の発見を含む、聖書翻訳物語。
目次
第1章 聖書の日本語訳事始め
第2章 聖書の中国語訳
第3章 中国のキリスト教書と日本語訳聖書
第4章 ヘボン訳と明治元訳の成立
第5章 改訳への痛み―「大正改訳」成立史
第6章 口語訳から共同訳へ
第7章 日本語と聖書語
むすび 中国経由のキリスト教という一面
付章 聖書と日本人
著者等紹介
鈴木範久[スズキノリヒサ]
1935年生まれ。専攻、日本宗教史。立教大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- 快音快調中国語(初級)