心の営みとしての病むこと―イメージの心理臨床

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  • サイズ B6判/ページ数 352p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000229135
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C0011

出版社内容情報

人の生にとって「心を病む」ことにはどんな意味があるのだろうか.心理療法の一分野であるイメージ療法の研究・実践を積み重ねる著者が,自ら考案した「壺イメージ法」をはじめ様々な流派や技法,治療以外の場面への応用例などを解説し,イメージのもつ癒しの機能を解き明か

内容説明

人の生にとって「心を病む」ことにはどんな意味があるのだろうか。心理療法の一分野であるイメージ療法の研究・実践を積み重ねる著者が、自ら考案した「壷イメージ法」をはじめ様々な流派や技法、治療以外の場面への応用例などを解説し、イメージのもつ癒しの機能を解き明かす。心とからだの関わりをめぐる示唆に富む考察。

目次

1 イメージの心理臨床(イメージとは何か;イメージ療法の実際;イメージと心理療法;イメージと自己治癒力;イメージ技法のさまざまな展開;宗教的なものとイメージ)
2 壷イメージ法(壷イメージ法―心理療法のエッセンス;いのちの実感とつながり―壷イメージ法の健常者への適用;壷の絵を描く―壷イメージ描画法への展開;東洋的日本的イメージに関する一考察―干支・観音・地蔵;鬼・般若・壷)
3 心の営みとしての病むこと(「心の病」と治癒;イメージ体験による癒しの諸相―「拡がり」次元と「深まり」次元;私たちはどこへ行こうとしているのか)

著者等紹介

田嶌誠一[タジマセイイチ]
1951年生まれ。1974年九州大学教育学部(教育心理学専攻)卒業。1980年同大学院博士課程修了。博士(教育心理学)。広島修道大学、京都教育大学等を経て、九州大学大学院人間環境学研究院教授(臨床心理学)。認定臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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sachy

2
心理療法の一分野であるイメージ療法について、初学者の私にも非常にわかりやすく説明してくれている。イメージがどのようにして自己の回復、癒しに機能してゆくのか書かれている。2012/12読了2012/12/16

hutosi

1
人間が人間の身体をイメージするときには容器、容れ物で創造するっ子とが多い(腹がふくれる、頭がいっぱいなど)。その内のひとつとして日本で生まれたのが壷イメージ法。その草案者自らの本。/イマージという秘密基地を失っている人間にはこのイメージは危険に思えるけれど、しかしそれでも、いやそれによってイメージは安全だと実感するのは大事だとこの本を読んで僕は思った。2014/01/02

yamayaba

0
人にとってのイメージの意味を紐解き、イメージを心理臨床の中で有効に活用するためのメソッドを数多く含む。イメージはそれ自体の意味よりも、そのイメージをどう体験するかという体験過程が重要であり、例としては壷イメージ法の実例等が記載されている。イメージの体験過程同様に、人生についても結果以上にその体験が重要であることも記される。2018/04/17

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