出版社内容情報
驚くべき機能美・造形美にあふれた世界の木の実の中から、ビジュアルや拡散方法のユニークさの観点で厳選した約300種を美麗な写真とともに紹介する本書は、他に類をみない木の実図鑑として、2000年の刊行以来、好評を得て版を重ねてきました。
今回の改訂版では、学名や分類を最新のものに更新。新たに9種を追加し、より状態のよい標本が手に入った木の実は写真を撮り下ろしています。
まだまだ広がる〝変で、愉快で、美しい〟木の実の世界をお楽しみください!
【目次】
はじめに
第1部 あつまる
ドングリの仲間/クルミの仲間/セコイア3兄弟/世界の松ぼっくり/豆いろいろ/ヤシいろいろ/レウカデンドロンの仲間/ユーカリの仲間/バオバブの仲間
●植物の「種」はどのように決められているのか?
第2部 ひろがる
風に舞う/回転しながら落ちる/動物にひっついて移動する/海や川を漂流する/はじけ飛ぶ/乾燥や山火事の熱で拡散する
●どうしてこんなユニークな形になるのか?
第3部 かたちづくる
鱗をまとう/棘をのばす/ひねる・ねじれる/花ひらく/口をひらく/自然の器/自然のビーズ/丸いかたち/紡錘のかたち/でこぼこのかたち
●世界の木の実マップ
●木の実はどのように利用されているのか
●木の実の保管について
おわりに
参考文献・謝辞
索引
内容説明
【学術データ更新&9種を追加】果実・種子の驚くべき機能美、造形美を約300点の高精細写真とともに紹介する、かつてないビジュアル図鑑!
目次
第1部 あつまる(ドングリの仲間;クルミの仲間;セコイア3兄弟 ほか)
第2部 ひろがる(風に舞う;回転しながら落ちる;動物にひっついて移動する ほか)
第3部 かたちづくる(鱗をまとう;棘をのばす;ひねる・ねじれる ほか)
著者等紹介
小林智洋[コバヤシトモヒロ]
1978年、京都生まれ、軽井沢育ち。早稲田大学第一文学部哲学科東洋哲学専修卒業。食品商社での勤務を経て、実家のジャム店「ジャムこばやし」を継ぐ。ひょんなことから木の実の面白さ、可能性に気づき仕入れを始め、2010年に東京の古本屋で木の実販売会を初開催。以降、本業の傍ら「小林商会」として世界の木の実を収集し、ギャラリー展示やイベント、インターネットなどで販売している
山東智紀[サンドウトモキ]
1976年、和歌山生まれ。九州東海大学大学院農学研究院博士課程前期農学専攻修了、大阪大学大学院工学研究科博士課程後期応用生物工学専攻修了。緑花文化士。幼少の頃から多肉、食虫植物、ラン、シダ、コケ、イネ科など広範な植物に興味を持つ。大学での「イチョウの核形態学的研究」や「パラゴムノキにおける天然ゴムの生合成と蓄積に関する研究」の傍ら、各地の植物や巨樹の探索を行い、研究室主催の「緑からのメッセージ展」などの普及活動を主導。2010年よりタイに移住し、世界中の木の実の収集や動植物の観察を続けている
山田英春[ヤマダヒデハル]
1962年、東京生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。書籍の装丁を専門にするデザイナー。本業の傍ら、瑪瑙などの模様石の蒐集、古代遺跡・先史時代の壁画の撮影を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。