ウィリアム・モリスの遺したもの―デザイン・社会主義・手しごと・文学

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  • サイズ B6判/ページ数 305,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000222334
  • NDC分類 750.233
  • Cコード C0098

出版社内容情報

詩・小説執筆の傍ら、デザインから社会主義運動まで幅広く活躍したモリス。活動の全貌に通底する思想と、影響をうけた日本の芸術家・思想家の軌跡をたどる14章。

内容説明

一九世紀、ヴィクトリア朝を代表する詩人、デザイナーであり、社会主義者でもあったウィリアム・モリス。彼の壁紙や織物のデザインは自然の成長の感覚に満ち、いまも色あせない魅力を放つ。染色やタペストリーの「職人」としても一流だったモリスは、その本業のかたわらで韻文・散文で物語(ロマンス)を多く執筆。晩年にはケルムスコット・プレスで「理想の書物」造りに打ち込んだ。英文学者であり、『ユートピアだより』などモリス作品の代表的な翻訳者でもある著者による、モリスとその時代に関する論考・エッセイを集める。多彩な活動の全貌を追いながら、一見別々な仕事に通底するモリスの思想と仕事の流儀を探り、さらに柳宗悦、宮澤賢治らモリスに影響を受けた日本の芸術家・思想家たちの軌跡をたどる一五章。

目次

1 タペストリーの詩人(「この硬い、宝石のような炎で」―モリス/ペイター/ワイルド;ファンタジー作家としてのウィリアム・モリス―『世界のはての泉』をめぐって;ウィリアム・モリスと書物芸術;ウィリアム・モリスとプリンティング;「奇妙な二人組」―ウィリアム・モリスとE・B・バックスの協働作業;タペストリーの詩人)
2 日本への波動(大槻憲二とモリス誕生百年祭;御木本隆三とラスキン文庫の日々;宮澤賢治と羅須地人協会;柳宗悦とウィリアム・モリス―我孫子時代とレッド・ハウス時代;小野二郎のウィリアム・モリス研究)
3 ヴィクトリア朝と現代―アナーキー、そして美(ヴェネツィアの石の重み―ジョン・ラスキン『ゴシックの本質』をめぐって;ヴィクトリアン・モダニズム―レイチェル・テューコルスキー著『審美眼』を読む;「最後のラファエル前派」―フィオーナ・マッカーシーのバーン=ジョーンズ伝を読む;モリス的ユートピアの諸変奏―フィオーナ・マッカーシー『アナーキーと美』をめぐって)

著者等紹介

川端康雄[カワバタヤスオ]
1955年生まれ。明治大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、日本女子大学文学部教授、イギリス文学、イギリス文化研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

39
明治時代の中頃からモリスの紹介がはじまり、大正期にはいってかなり頻繁に。詩人モリスについてはラフカディオ・ハーンや上田敏らが価値を説き、芥川龍之介が大学の卒論のテーマにしている。工芸家柳宗悦や富本憲吉に刺激をあたえ、民藝運動の影響源に。社会主義の堺利彦は『ユートピアだより』本邦初訳をてがけ、『理想郷』として1904年に平民社から刊行。詩人・童話作家宮澤賢治は農民芸術運動組織「羅須地人協会」を設立(16-17頁)。C.S.ルイスによれば、モリスの純粋な想像世界には深い現実感覚が表現。2017/04/15

takao

5
宮澤賢治、柳宗悦にも影響2017/03/19

荒野の狼

3
川端康雄が、これまで雑誌、分担執筆、解説文、論文、書評などで発表したものを原型として、本書の収録に際して筆削をほどこしたもの。15章からなるが、もともと独立した文章なので、全体としての繋がりはないが、章末に引用文献が付されている。川端の独自の解釈が入っているので、論文というよりエッセーといった内容で肩の力を抜いて興味のある章から抜き読みして差し支えない構成。2020/03/06

つばな

3
とりたてて説明的な文章が多いわけでもないのに、モリスについて知識ほぼゼロの私でもめっちゃくちゃ楽しく読み終えられた。2章「日本への波動」は特に秀逸。2019/02/02

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