西アジアとヨーロッパの形成―8~10世紀

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西アジアとヨーロッパの形成―8~10世紀

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  • サイズ A5判/ページ数 314p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000114189
  • NDC分類 209
  • Cコード C0322

出版社内容情報

地中海から中央アジアに及ぶ一帯では、古代の遺産を引き継ぎながら、一神教による共通の枠組みのもと相互に連動する世界が立ち現れた。今日の諸社会の原風景となるこの世界は、ヨーロッパ・ビザンツ帝国・イスラーム帝国という政治体制下で、いかに形作られたのか。ユーラシア大陸西部の転換期における政治・社会・文化の諸相を活写する。

内容説明

地中海から中央アジアに及ぶ一帯では、古代の遺産を引き継ぎながら、一神教による共通の枠組みのもと相互に連動する世界が立ち現れた。今日の諸社会の原風景となるこの世界は、ヨーロッパ・ビザンツ帝国・イスラーム帝国という政治体制下で、いかに形作られたのか。ユーラシア大陸西部の転換期における政治・社会・文化の諸相を活写する。

目次

展望(ユーラシア西部世界の構成と展開)
問題群(中世ヨーロッパの展開と文化活動;ウラマーの出現とイスラーム諸学の成立;山々に守られた辺境の解放区―カスピ海南岸地域のアリー裔政権(八六四‐九三〇/九三一年))
焦点(ヨーロッパにおける帝国観念と民族意識―中世ドイツ人のアイデンティティ問題;聖像(イコン)と正教世界の形成
初期イスラーム時代の史料論と西アジア社会
アンダルスの形成
イスラーム科学とギリシア文明
初期イスラーム時代のカリフをめぐる女性たち)

著者等紹介

大黒俊二[オオグロシュンジ]
1953年生。大阪市立大学名誉教授。イタリア中世史

林佳世子[ハヤシカヨコ]
1958年生。東京外国語大学学長。西アジア社会史・オスマン朝史

大月康弘[オオツキヤスヒロ]
1962年生。一橋大学理事・副学長。経済史・西洋中世史・ビザンツ学

清水和裕[シミズカズヒロ]
1963年生。九州大学人文科学研究院教授。初期イスラーム史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MUNEKAZ

19
「西アジアとヨーロッパ」とあるがメインは西アジア、つまりイスラーム世界。古代の地中海世界に相次いで乱入した「蛮族」たちの一つとしてイスラームを捉え、彼らがいかに地中海世界を改変し、また地中海世界から影響を受けたかを論ずる。ハディースの成立やギリシャ科学の受容、カリフの女性親族(母が奴隷でもカリフになれる)の扱いなど、初期イスラームについての興味深い内容が多く、個人的にはなかなか当たりの巻。またヨーロッパ側も正教世界やドイツ人意識の形成など、ローマ帝国の一体性から東西が分離し始めたことが伺えて面白い。2022/08/23

kenitirokikuti

9
図書館にて。高野太輔「初期イスラーム時代のカリフをめぐる女性たち」。〈広く知られている通り、イスラーム史上には女性のカリフが存在しなかった。〉また、ウマイヤ朝やアッバース朝のカリフには母系女系の血筋で即位したものが一人もいない。後代のイスラーム諸王朝で君主となった女性は幾人もおり、古代オリエント時代に遡れば複数の女王が即位している▲中国の王朝には同姓不婚の原則があるため、皇帝の娘である公主は皇族以外の男性と結婚し、まれに異民族の王家に降嫁した。しかし、イスラーム法では女信徒が異教徒と結婚できない。2022/08/21

ポルターガイスト

4
イスラーム世界と東西ヨーロッパをまとめてひとつの巻に入れる構成は世界史探究の教科書と同じで,そうなってる理由をしっかり知れるのではないかという期待で読んだ。うーん,まだそれはわからんなあというのが正直な感想かなあ。次の9巻を読めば,宋の海上交易から地中海の東方交易に至るまでのネットワークの深化がもっと腑に落ちるのかもしれない。2025/02/23

じょあん

3
西アジアに多くのページを割いている。初めの通史的部分はビザンツ史の大月先生も執筆されているだけにビザンツ史にも手厚い。ただし、ピレンヌテーゼについてはいろいろと議論もあるので、もう少し視野を幅広くとった記述のほうがよかったのでは? と思った。基本的には新しい知見、新しい視点も各論稿から得られてとても良い。ギリシア科学のイスラーム世界での取り入れられ方と西欧での取り入れられ方の相違、アラブの姻戚関係の影響など、とても興味深く読んだ。2024/08/05

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