出版社内容情報
地中海から中央アジアに及ぶ一帯では、古代の遺産を引き継ぎながら、一神教による共通の枠組みのもと相互に連動する世界が立ち現れた。今日の諸社会の原風景となるこの世界は、ヨーロッパ・ビザンツ帝国・イスラーム帝国という政治体制下で、いかに形作られたのか。ユーラシア大陸西部の転換期における政治・社会・文化の諸相を活写する。
内容説明
地中海から中央アジアに及ぶ一帯では、古代の遺産を引き継ぎながら、一神教による共通の枠組みのもと相互に連動する世界が立ち現れた。今日の諸社会の原風景となるこの世界は、ヨーロッパ・ビザンツ帝国・イスラーム帝国という政治体制下で、いかに形作られたのか。ユーラシア大陸西部の転換期における政治・社会・文化の諸相を活写する。
目次
展望(ユーラシア西部世界の構成と展開)
問題群(中世ヨーロッパの展開と文化活動;ウラマーの出現とイスラーム諸学の成立;山々に守られた辺境の解放区―カスピ海南岸地域のアリー裔政権(八六四‐九三〇/九三一年))
焦点(ヨーロッパにおける帝国観念と民族意識―中世ドイツ人のアイデンティティ問題;聖像(イコン)と正教世界の形成
初期イスラーム時代の史料論と西アジア社会
アンダルスの形成
イスラーム科学とギリシア文明
初期イスラーム時代のカリフをめぐる女性たち)
著者等紹介
大黒俊二[オオグロシュンジ]
1953年生。大阪市立大学名誉教授。イタリア中世史
林佳世子[ハヤシカヨコ]
1958年生。東京外国語大学学長。西アジア社会史・オスマン朝史
大月康弘[オオツキヤスヒロ]
1962年生。一橋大学理事・副学長。経済史・西洋中世史・ビザンツ学
清水和裕[シミズカズヒロ]
1963年生。九州大学人文科学研究院教授。初期イスラーム史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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