出版社内容情報
ソフトウェアの作成は人間的な作業で,信頼性や生産性の点でいまだに手工業の域にある.こうした現状をふまえ,ソフトウェア作成の方法を示すとともに,その理論と知識を整理し,新しい学問体系として提示する.
内容説明
オブジェクト指向の立場から計算システムとプログラミングの基礎概念を整理し、アセンブラによるプログラム作成の方法を系統的に解説する。さらに、入出力、ファイルなどのシステムプログラム、オペレーティングシステムについても実践的な説明を与えた。本書を一歩一歩読み進めば、計算システムの全容を完璧に理解することができる。
目次
1 計算システム
2 協調計算システム
3 計算機の機能と方式
4 アセンブリ言語によるプログラミング
5 中央処理装置の構造
6 入出力と割込み
7 記憶システム
8 ファイルシステム
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yshigeru
1
ユーザ(アプリケーションプログラマ)から見たときに、その下で動くハードウェアやOSがどう構成されているか解説してある。計算機アーキテクチャとOSの入門書と考えてもよい。アプリケーションプログラムとOS、ハードウェアがどのように協調して目的の処理を行うかを理解することは非常に重要である。30年近く前に書かれた本だが、本書に述べられる基本的な概念やモデルは現代においてもまったく変わっていない。この30年間で計算機の応用範囲は大きく拡大したが、結局のところその動作原理は同じということなのだろう。2016/04/25
ところてん
0
コンピュータって奥深いです。2012/07/23