出版社内容情報
4~10世紀にかけてメキシコ,グァテマラに栄えたマヤ文明は,神殿,神聖文字,太陽暦,石彫や土器などの優れた文化を生み出していた.その魅力と謎にみちた歴史を概観し,現代に生きるマヤの子孫たちの生活と文化を現地に探る.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nobi
48
「はじめに」で“マヤを望遠鏡でのぞくような見方“を戒める。落合氏は遺跡調査で様々なマヤ系言語が用いられていることを知り、それもきっかけで同地のツォツィル村に3年近く滞在する。ツォツィル語を覚え彼らと生活を共にし、現代の諸相に密に接する。祈祷医のあり方、均等に分けるコカコーラ、訴訟での元村長の弁舌、噴火は人的原因とする見方、等濁りない目で見、遠い昔の言語や文化の継承を見る。スペインによる悲劇的な征服にも触れるが、インディオの絵文書や偶像を焼き払った修道士ランダが、貴重な記録『ユカタン事物記』を残したことも。2025/02/13
takao
2
ふむ2023/12/25
-
- 和書
- 自然界の4次元