内容説明
心身とモラリティの危機から人間関係の再生へ。現代日本社会が抱える矛盾や不合理を、コミュニケーションの病理という視点から読み解き、その克服のための手がかりを示す。
目次
第1部 心身とモラリティの危機(変貌する「子どもの世界」と「社会的モラル」の形成;錯綜する身体―オウムの感性・身体と現代;子どもの心身とモラル―検討すべきいくつかの論点)
第2部 コミュニケーション的関係の再構築へ(危機のなかのコミュニケーションと心身;「人間の尊厳」と現代;コミュニケーションの病理と現代唯物論;「いのちの電話」と人格的コミュニケーション)
著者等紹介
種村完司[タネムラカンジ]
1946年名古屋市に生まれる。京都大学文学部および大学院博士課程を経て、鹿児島大学教育学部教授(2003年~06年鹿児島大学副学長)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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