出版社内容情報
ガンジスの源流から河口にいたるまでを、一人のインド人として生涯をかけた巡礼のすえ、諸相を記録する。
内容説明
ヒマラヤ氷河に端を発し、北インドの大平原を貫いて大海にそそぐガンジスは、古来、精神の高みを象徴する天界の山々から流出し、すべての生命をはぐくむ水の源になるものとして畏敬されてきた。この流域で文明は興隆し、仏教・ヒンドゥー教なども生まれた。人の誕生から終焉までのすべてをみとどける聖なる河、その源流から河口までを、写真家として、またひとりのインド人として25年の歳月をかけた巡礼のすえ、その諸相を記録した貴重なもの。
目次
ガンガとのながい歳月
1 ヒマラヤ山中で
2 ウッタル・プラデーシュの平野
3 クムバ・メラ―大集会
4 ベナレス
5 ビハール
6 モンスーンの雨
7 西ベンガル
8 デルタ―サーガル島とバングラデシュ