出版社内容情報
厚労省の調査では、小6の15 人に1人、中2の17 人に1人がヤングケアラー。具体的にはどんな世話をしている?どんなことに困っている?など理解されにくいヤングケアラーの問題を当事者の声を交えて解説する。ヤングケアラー研究の第一人者やスクールソーシャルワーカーと議論を重ね、当事者だけでなく、周りの子どもたちに配慮を重ねたシリーズです。
【目次】
お手伝いだと思っていたけど/考えてみよう ヤングケアラーとお手伝いのちがいって?/1ヤングケアラーってなに?/ヤングケアラーはどんな世話をしているの?/家族の世話をしている子どもはどれくらいいるの?/世話をしている家族はだれ?/どれくらい世話をしているの?/世話を始めたのは何才から?/家族の世話について相談したことがある?/家族の世話のことを相談した相手はだれ?/家族の世話のことを相談しなかった理由は?/2モヤモヤするのはどんなこと?/家族や自分のことで気がかりなことは?/やりたいのにできないことは?/学校や大人にしてほしいことは?/将来のことを考えて不安になることは?/いわれてつらかったことは?/いわれてうれしかったことは?/3子どもの権利ってなんだろう?/子どもの権利を守る約束ごと/子どもの権利条約4つの柱/ヤングケアラーの権利~イギリスの場合~/ヤングケアラーに関する相談窓口/さくいん
目次
マンガ お手伝いだと思っていたけれど
考えてみよう ヤングケアラーとお手伝いのちがいって?
1 ヤングケアラーってなに?(ヤングケアラーはどんな世話をしているの?;家族の世話をしている子どもはどれくらいいるの?;世話をしている家族はだれ? ほか)
2 モヤモヤするのはどんなこと?(家族や自分のことで気がかりなことは?;やりたいのにできないことは?;学校や大人にしてほしいことは? ほか)
3 子どもの権利ってなんだろう?(子どもの権利を守る約束ごと;子どもの権利条約4つの柱;ヤングケアラーの権利―イギリスの場合)
巻末 ヤングケアラーに関する相談窓口
著者等紹介
濱島淑恵[ハマシマヨシエ]
大阪歯科大学医療保健学部教授。1993年日本女子大学人間社会福祉学科卒業。1999年同大大学院人間社会研究科博士課程後期満期退学。2017年金沢大学で博士号を取得。専門は、高齢社会における介護、家族、ワークライフバランスなど。2016年日本で初めて子どもを対象としたヤングケアラーの質問紙調査を実施。2020年に有志とともにヤングケアラーたちの集い「ふうせんの会」を立ち上げる。2021年度の神戸市こども・若者ケアラー支援アドバイザー、大阪市ヤングケアラーPTメンバーを務める
黒光さおり[クロミツサオリ]
社会福祉士。公認心理師。元ヤングケアラー。生活保護ケースワーカーを経て、現在は尼崎市の小中学校および兵庫県立青雲高校でスクールソーシャルワーカー、兵庫県立湊川高校キャンパスカウンセラーとして勤務。小中学生・高校生のヤングケアラーを含む児童生徒への支援に従事している。尼崎ティーンズ応援ネットワークを立ち上げ、尼崎市内でヤングケアラー当事者会を主催。ヤングケアラー支援のあり方について、現場や当事者の思いを伝えるため、各地で講演活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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がらくたどん
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