内容説明
ファイナンスと保険の数理を学ぶ際には、実務的な知識と数学的な理解が不可欠である。本書は確率論、実務への適用、金融・保険の基礎、という3部構成をとり、相互の連関を明示した。初学者が理論とその背景を統一的につかみ、実務家も必要な理論をすばやく参照できる待望の書。
目次
第1部(ファイナンスの離散時間モデル;確率解析;ファイナンスの連続時間モデル;保険と確率過程)
第2部(不確実性下の効用理論;リスク尺度と保険料算出原理;金融と保険の融合商品の評価例)
第3部(金融と保険の基礎概念;金融と保険の数理の基礎)
著者等紹介
井上昭彦[イノウエアキヒコ]
1959年生まれ。1982年東京大学理学部数学科卒。現在、広島大学大学院理学研究科教授。専攻は確率論、数理ファイナンス
中野張[ナカノユミハル]
1977年生まれ。2000年北海道大学理学部数学科卒。現在、東京工業大学大学院イノベーションマネジメント研究科准教授。専攻は応用数学、確率制御、数理ファイナンス
福田敬[フクダケイ]
1959年生まれ。1983年東京大学理学部数学科卒。現在、キュートビジョン代表、日本アクチュアリー会正会員、日本年金数理人会正会員。専攻は年金数理、保険数理、金融工学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。