内容説明
幻想的な写真で見る、日本の森のミステリー。いろいろな発光生物、発光キノコは食べられる?、世界の発光キノコ、八丈島とコーナー博士、光るキノコ伝説、発光キノコの光、発光色、ボイルとファーブル、南方熊楠と発光キノコ、なぜ光るのか?、光るしくみの謎。付録・日本の発光キノコ図鑑、見に行こう!探そう!撮ってみよう!
目次
奈良 大台ヶ原
伊豆諸島 八丈島
小笠原諸島 父島
沖縄本島 やんばる
八重山諸島 石垣島
著者等紹介
西野嘉憲[ニシノヨシノリ]
写真家。1969年大阪府生まれ。早稲田大学教育学部卒業。広告制作会社勤務を経て、フリーラインスのカメラマンとして活動。大学在学中より南西諸島への旅を続け、そこに生きる人と自然の関わりをテーマに撮影を続ける。2005年より石垣島在住。日本写真家協会会員
大場裕一[オオバユウイチ]
名古屋大学大学院生命農学研究科助教。1970年札幌市生まれ。北海道大学理学部卒業。総合研究大学院大学博士後期課程修了。基礎生物学研究所研究員を経て2000年より現職。博士(理学)。専門は発光生物学。発光生物の進化を中心に、発光生物に関するあらゆる研究を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
132
夜の森で緑色に光るキノコの写真が美しい。地球のものというより、異星の植物のように見えた。シュールレアリスムの絵のようでもある。著者によると発光のメカニズムはまだ分かっていないそうだ。一度自分の目で見たくなった。自然の神秘を伝えてくれる良著。2016/01/31
れみ
108
日本各地の夜の森で撮影された発光キノコの写真を集めた本。キノコが緑色に光る様子が幻想的。そのキノコひとつひとつがとても小さいことにびっくりさせられる。たまに木肌が白っぽく見える木を見ることがあるけどもしかしたらあれもそうだったのかな。それにしても日本で見られる発光キノコはどんな種類も似通ったような色だというのは不思議だなあ。キノコ以外にも日本にはホタルイカとかホタルとか発光する動植物が結構多くホタルイカなんかは海外の研究者が見にやって来るほど珍しいものだということも初めて知って興味深かった。2016/11/26
にし
52
綺麗だ。でもキノコ。お盆の夜の森で発光キノコに出会ったら逃げ出してしまいそうな幻想的な光です。そして…なぜ光るのか解明されてない。やはりキノコ謎だらけです。ノーベル化学賞を受章された下村博士は自宅の庭に発光キノコを栽培し研究を進めているらしい。発光生物最大の難関がキノコ。八丈島ではヤコウタケの見学ツアーもあるみたい。真っ暗な森で緑色に光るキノコに魅了されそうです。2014/08/15
鱒子
26
図書館本。夜の森で幻想的に光るキノコ。非常に美しい本です。なぜ光る必要があるのか、そして光るしくみのメカニズムついては、まだ分かっておらず、現在ゲノム解析中だそうです。自然ってすごい!2016/11/11
ののまる
15
今も森でキノコが光っていると思うと、何だかすーっと視野が広がる。2016/02/05