岩波セミナーブックス<br> 平治物語

岩波セミナーブックス
平治物語

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  • サイズ B6判/ページ数 214p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784000042567
  • NDC分類 913.433
  • Cコード C0395

出版社内容情報

中世の開幕となった平治の乱.その悲劇の顛末を流麗かつ雄勁に物語る『平治物語』.その創造の秘密とつきない魅力を,待賢門の合戦,義朝の最期,常葉都落ちなど名場面の読みをとおしてさぐる.

内容説明

平治元年十二月、京の都は戦乱の巷と化した。武者の世の到来を告げる平治の乱の勃発である。この戦乱の顛末を活写した『平治物語』は、軍記物語の雄篇として読む者を魅了してやまない。躍動感あふれる待賢門の合戦、義朝の悲愴な最期、常葉の都落ちなど名場面を読み解いて、その魅力の源をたずねる。

目次

忠臣の形象(平治の乱の経緯;「武」の重視―物語の序文;清盛帰洛―反乱鎮圧者の登場;光頼卿参内―朝廷への忠義;清盛像の真実―王朝維持を望んでいた原作者)
大内裏の攻防戦(追討軍進発;悪源太義平と重盛の対決―待賢門合戦;追討軍引きあげ;体験談の影―物語の素材;成立期と作者圏)
源氏の悲劇(義朝の最期―金王丸の報告談;常葉の都落ち―母として;六波羅出頭―娘として;常葉譚の成立事情―盲女の語りと清水寺;作品の全体像)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hazama

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「平家物語」では奢れるものは久しからずと詠われる平氏だが、「平治物語」では当時の平氏に対する尊皇派で忠義者の集団という捉え方が読み取れるという視点。勝てば官軍だからなぁ。「愚管抄」も読み直すか。2010/08/11

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