出版社内容情報
天安門事件にいたる民主化運動の軌跡を歴史的視野に立ってたどる.官僚腐敗,改革構想,権力,知識人,学生・市民,香港と台湾の反応等,多角的に生の声を採録し,分析を加え,重い課題を背負った運動の意義を問う.
内容説明
1989年、中国―。天安門広場の彼らは何を訴えていたのか?あの日、いったい何が起ったのか?語り継ぐべき歴史のために、当時の肉声を堀り起こす。
目次
1 官僚―権力腐敗と失われたモラル
2 改革―ブレーンたちの国家再建方案
3 権力―党内分裂から国家分裂への危機
4 知識人―傷つき立ち上がった先覚者たち
5 学生・市民―危機感の中、幻想の共和国は
6 香港と台湾―中国意識とのはざまで
総解説 天安門の渦潮~大潮流への遙かなる航行